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  1. 鳴門市議会 1976-09-01
    09月28日-03号


    取得元: 鳴門市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    昭和51年  9月定例会(第3回)            昭和五十一年度 鳴門市議会会議録 (第十六号)            昭和五十一年九月二十八日(会期第十五日中五日目)              議 事 日 程 第 十六 号第一 市政に対する一般質問    ──────────────────────────────────            本日の会議に付した事件日程第一 市政に対する一般質問    ──────────────────────────────────            出  席  議  員(二十九名)    議長  大  端  茂  雄  君      一番  札  場     清  君    二番  石  川  忠  治  君      三番  平  松  章  生  君    四番  上  田  準  次  君      五番  福  本     節  君    六番  横  川  春  市  君      七番  新  居  徳  松  君    八番  広  瀬  静  男  君      九番  叶  井  長  助  君    十番  姫  田  安  男  君     十一番  森     嘉  久  君   十二番  野  崎  博  文  君     十三番  新  居  義  公  君   十四番  岩  朝  清  義  君     十六番  室  津  サ ワ エ  君   十七番  芝  野     彰  君     十八番  下  八     明  君   十九番  平  岡  朔  郎  君     二十番  開  発  外  之  君  二十一番  矢  野  善  治  君    二十二番  松  本     聖  君  二十三番  遠  藤  将  弘  君    二十四番  藤  田  義  行  君  二十五番  林     辰  雄  君    二十六番  細  川  俊  幸  君  二十七番  原  田  一  幸  君    二十八番  奥  田  一  応  君  二十九番  富  田  耕  作  君    ──────────────────────────────────            欠  席  議  員(一名)   十五番  乾        茂  君    ──────────────────────────────────            説明のため出席した者  市長       谷   光 次 君    第一助役     立 石 勝 男 君  第二助役     鍋 島 親 春 君    収入役      満 村 佳 一 君  運輸部長     浜 野 恭 夫 君    水道部長     笹 尾 清 隆 君  競艇部長     野 崎 格 一 君    市長公室長    西 本 信 也 君  人事課長     西 田 素 康 君    市民課長     三 谷   溢 君  会計課長     日 向   高 君    税務課長     大 塚 太一郎 君  民生課長     郡   貴代志 君    国保年金課長   田 渕   実 君  衛生センター所長 井 上 広 治 君    環境課長     高 田 賢次郎 君  同和対策課長   酒 元   光 君    商工観光課長   尾 崎 定 男 君  土木課長     野 間 繁 満 君    都市計画課長   森 岡 仁 夫 君  建築課長     湊   静 雄 君    耕地課長     森 谷 貞 夫 君  福祉事務所長   仲 須   賢 君    競艇部庶務課長  大 島 安 幸 君  競艇部業務課長  益 井 辰 夫 君    競艇部警備課長  堀 川 昭 雄 君  水道部業務課長  岡 田 典 夫 君    水道部工務課長  中 川   守 君  消防本部次長   三 矢 茂 春 君    消防本部消防課長 江 本   猛 君  総務課副課長   室   鳩 夫 君    農林水産課副課長 榊   武 夫 君  教育委員長    片 岡   賢 君    教育次長     田 渕 公 一 君  庶務課長     歌 川 重 雄 君    学校教育課長   井 関 重 美 君  同和教育課長   如 休 喜 一 君    青少年課長    菊 地 啓 介 君  監査委事務局長  米 沢 敏 光 君    農委事務局長   板 東   蔀 君  選挙管理書記長  大 島 嘉 幸 君    ──────────────────────────────────            議会事務局職員出席者  事務局長     辻 見 誠 一 君    次長       豊 田   昇 君  議事係長     黒 谷   需 君    資料係長     川 上 昭 憲 君  書記       浜 尾 安 仁 君    書記       上 原 恵 子 君    ──────────────────────────────────     午後 十時 十分 開議 ○議長(大端茂雄君) ご参集ご苦労でございます。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手許へ配布の議事日程表のとおりであります。朗読は省略いたします。    ────────────────────────────────── △日程第一 市政に対する一般質問 ○議長(大端茂雄君) 日程第一 市政に対する一般質問を行います。 通告の順序に従って質問を許可いたします。 一、教育行政について 二、防災対策について             六番 横川春市君     〔六番 横川春市君登壇〕 ◆六番(横川春市君) ただいま議長のお許しを得ましたので 一、教育行政について 二、防炎対策について 質問をいたしますが、市長はじめ理事者の明確なるご答弁を求める次第でございます。 さて、昨日は各派代表質問でございましてそれぞれ要点をとらえ、内容も豊富であり実に立派な代表質問であったと思います。 なかんずく教育行政については、教育行政のあり方として三名の内お二人までがその本質をとらえ真剣な質問のやりとりが交わされ、私のいわんとするところもおおかたは言いつくされておりますので、今後の本市の教育委員会が決意も新たに再出発し、独立部局の委員会として真の民主的教育のために積極的ご尽力のあらんことを期待いたしまして省略させていただきたいと思います。 従って防災対策についてのみ質問いたしたいと思います。今回の台風十七号は全国各地に大きな爪跡と貴重な体験と教訓を残して去った。その影響の範囲は広く、ほとんど全国的であり、九月八日から十三日の六日間という長い期間であり、被害度も当県でその額三百二十億と戦後最大級の損失であると報道されております。わが鳴門市においても市内全域に及び、死亡一名を含む多種多様にわたり尽大な被害を出し、まったく予期しない損害をこうむりましてここに尊い人命を失われました犠牲者のご冥福を祈り、被害を受けられました市民の方々に対し、慎んでお見舞申し上げる次第でございます。 議案説明にもありますように市長及び理事者は、一日も早く応急復旧や今後の災害防止のため、積極的改修計画の推進と市民福祉の向上をはかりたいとありますが、応急復旧対策について斉田を含め黒崎地区にはどのような計画が実施されておられるのか、関連担当課長の答弁を求めます。 次に、今回の台風の体験をいかした抜本的災害防止対策についてすでに調査済みと思いますが、依然として低地帯の浸水はまぬがれていない現状でございますが、市民からはなんとかならないのかと不安や不満の声が高まっております。どことも低地帯地区ではそうと思われますが、黒崎地区は毎年の雨期、台風時は集中豪雨を受けるときまって浸水し、その日だけでも朝に夕に二度も三度も床下浸水をするし、ひどい時には床上に達するし、畳や家具をぬらしておる。このたびもそうでありますが避難したりしなければなりません。 農地が埋立てられ、また塩田がすべて埋立てられた今日、こんな狭い水路でどうなるのか、わかっているのなら何故早く対策をやらないのか、いつまで放って置くのかという、こういった声もあります。黒崎地区排水対策について抜本的対策はないのか、あるとすればどのように計画されているのか、各関連担当理事者の答弁を求めます。 また、各地区にあります市営住宅のほとんどが床上乃至床下浸水しているが、新池住宅床下浸水もなかったと聞いておりますが、これは周辺の排水対策がゆきとどいていたためでないかと思われるのでありますが、どうか。それと、全市的に毎年のごとく浸水して畳を替えたり家屋の補修をしたりする市営住宅の今後の総合的対策としてどのように考えておられるか、また併せて、今次台風により床上浸水家屋の畳の入替えはいつごろ終るのか、適当課長にお尋ねいたします。 答弁のいかんによって再問いたします。     〔土木課長 野間繁満君登壇〕 ◎土木課長野間繁満君) お答えをいたします。斉田・黒崎地区応急対策の現状でございますが、斉田・黒崎地区につきましては、公共施設の災害は少なかったのでございます。それで対策としましては、鳴門高校運動場周辺の水路浚渫を早速やっております。その他につきましては、施設の災害復旧がなかったものですから応急対策は講じておりません。 それから集中豪雨に対する浸水の対策でございますが、総合的には都市計画による排水計画を立案しております。これはまた、都市計画課長の方からご答弁するものと思います。     〔都市計画課長 森岡仁夫君登壇〕 ◎都市計画課長森岡仁夫君) 低地帯、黒崎住宅地区の狭い水路、その他浸水対策について抜本策はないのかというご指摘でございますが、ご承知のとおり五十年度においてもー番北側の水路の整備を終って、今回も比較的あの地域に対しては浸水は少なかったということです。 中央水路及び西水路についても都市計画の補助事業として西部排水区の事業を今年と来年の大体二年度をもって終らせるつもりでございます。     〔建築課長 湊 静雄君登壇〕 ◎建築課長(湊静雄君) 住宅問題につきましてお答えいたします。新池住宅でございますが今回の集中豪雨によりまして雨量が相当多かった関係で一部床下浸水をしております。 それと排水対策の問題でございますけれども、住宅は市街地の住宅でございますけれども建設当時は高かったのでございますが、周囲の遊水池が逆に高くなりまして現在では低地区となっております。これの解消策でございますけれども関係課と協議しながら進めていきたいと考えております。 なお床上浸水の畳の件でございますけれども、これはすぐに発注しておりまして現在ほとんど完了しておりますが、一部残っておるやに聞いております。これも月末迄には全部完了する予定になっております。以上です。     〔六番 横川春市君登壇〕 ◆六番(横川春市君) ただいま土木課長並びに都市計画課長また建築課長からそれぞれ対策について概要説明がございましたが、この黒崎・斉田地区一帯に及ぶ低地帯の浸水防止対策といたしまして色々対策を進めておられると思います。ということは撫養西部或いは撫養中部地区幹線下水工事でございまして、斉田地区鳴高付近或いは黒崎も塩釜谷団地等に一連の工事が進められておりますけれども、これだけではこれがまだ工事途中でございますけれども、これが仮りに完成いたしましても、なおかつ不安が残るのではなかろうかとこのように私は考えます。 もうすでに五年も前かと思うんでありますが、斉田から黒崎へかけて山や谷川のきれいな水は新たな排水路をつくりこれを黒崎渡船場付近小鳴門海峡へ放出し、都市下水的なものは別途下水溝の新設改良により終末処理場の方へ出していくんだとこういう説明をすでに五・六年前からそういう計画を立てて実施するんだと、そういう説明を受けておるんでございますが、その後この計画は新しい時代の移り変わりと共に立消えになったのか、また新たを抜本策を考えておられるのか、この点担当理事者の答弁を求めます。 また、建築課長から説明のありました市内各地区の市営住宅の浸水の状態について抜本策はどうかということにつきましては、色々関連課長ともよく協議をして検討を進めていきたいとこのような答弁であったと思いますが、こういうことでは答弁になっていない。よく検討するというのでありますからなるべく早い機会に検討を終ってもらいたい、というのはあなたの課では台風だとか、集中豪雨だとかいうと床下浸水、ひどい時には床上浸水と、なんといおうかもう常習犯になっておりますと、このたびの十七号台風においてもどうですかと聞いたら「もう市内各地、うちの住宅はどこともほとんど全部浸水しております。もともと低いところに建っているのでしようがごわへんわ」といった調子でございますが、やはり市が大屋さんのようなもので、もっと親切に借屋のことを考えてやってもらいたい。ただ畳がつかったから取りかえてやる、壁が落ちたから塗りかえてやるだけではすまされん問題でなかろうかと思うがどうか。なるほど、いままで二十年以上も二昔も前に建てた住宅で現在は低地帯浸水被害の見本のようになっているのが、今日の実情でありますけれども、抜本的な対策はといえばなにもない。いまから検討するというのではあまりにも責任がなさすぎるのではなかろうか。 抜本的にもう浸水しないような状態にするということにつきましては、その方法は二つしかないと思うのであります。一つは、古い住宅から順次建てかえていく。もちろん地盤を高くして少々の豪雨を受けても浸水しないようにする方法。 もう一つは、現在の市営住宅の周辺の排水をよくしてどんな集中豪雨を受けても浸水しない対策を構ずることでなかろうかと思うのであります。 ただしかし、その方法とはまだ具体的にどこをどうするということ、どこから手をつけるかということにつきまして、まだ、成案を得ていないという、こういうことでないのかと思うのでありますが、再度ご答弁をお願いしたい。 また、これは話が変わるようでありますけれども、すでにご承知のように大鳴門橋の着工が開始せられておりますが、関連して高速自動車道路の建設が予定されている第一案ルート、これは大鳴門橋から小鳴門橋付近や桑島、斉田の一部市街地を縦断して鳴高グランドの北側を中山にぬけるそうでありますが、聞くところによりますと高速道路の両側面はできるだけ巾を広くとり排気ガス、騒音等の公害緩和を図るとのことであり、すなわち、緑地帯や市道等をつくる計画であると聞かされております。 そこでこれはいま確定的な要素ではございませんけれども、公団の主張しているもっとも可能性のある第一案のルートにもしきまりましたら、それなりにきまっていると思いますが、これはもう用地がただでできたようなもので国や県市もそうだと思いますが、道路や河川の建設については用地の交渉、買収がスムーズに運び確保ができたらもう八・九分まで工事が完了したも同然だとよくいわれております。 さきに申し述べました道路緑地帯をつくるその中へ斉田・黒崎・桑島を含め合せて将来どんな台風、集中豪雨があっても浸水家屋が出ないような大排水路の建設を前提とした関連排水対策を今から計画されるお考えがあられるか市長にお尋ねいたします。     〔都市計画課長 森岡仁夫君登壇〕 ◎都市計画課長森岡仁夫君) お答えいたします。一次山際を通し、水路を分流していくという計画もございましたが、これはすべての家が密集しておりまして用地費等、工事費が非常にかさみますので、まずなによりも浸水対策が優先であるという見地から水路整備を行いまして、その水路から流れてくるものをポンプ場を増強してこれらに対処するという都市排水的な考え方を現在もとっております。 それから公共下水道はどうかということでございますが、これは四十八年度に今までありましたマスタープランを再検討しまして処理場その他につきましても位置の決定を検討中でございます。 そこで考えますのは、都市排水公共下水道の一環した事業の中にございまして、それからさらに進んで土地の雑廃水、住宅地からでる雑廃水、水洗化された浄化槽の水、そういったものを処理場に誘導していくという状態になりますので、当鳴門市につきましては、いまだに浸水地区がございますので、浸水地区が優先するという考え方で現在のところ事業を進めております。以上でございます。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。市営住宅のこの浸水の問題ですが、私は前からこれを色々心配しておるのでございます。 そこで地上げをするということはとてもこれは建ったまま地上げは難しい。それで高層アパートでも建てて、そしてその仮に移ってもらってその間にあれをみんなぶちこわして地上げをして新しい家を建てようかというこういうことも考えたんですけれども、建てる時には今のようなああいうみすぼらしい住宅じゃなくして中高層程度のものに改築しなければならないんですが、鉄筋アパートに入ってもらうということになりますと家賃が高くなりますので、いま入っている人はそれを希望しないようでございます。 その第一着手として桑島の住宅がよくつかるものだからこれを取りあげて桑島にアパートを作っております。もう完成すると思いますが、ところがあんまり入る希望者がないようでございます。住宅に入っている人は、ほかの人は別ですけれども、それで優先入居させてそして入居したあとは取りこわして改築したいとも考えておるんだけれども、家賃が高くなるので希望者がないからむしろ方向転換してこれを各人に売ってあげたらどうであろうか。そうしたら自分で排水対策をするであろう。改築する人は地上げをして改築するだろうし、住宅をもういっそ分譲したらええんじゃないか。こういう考えに変わり担当課の方とも協議をしているのでございます。その方向で進めていきたい。これから建てる住宅は高層建築にもっていって水がでても心配ないようにしたいもんだというふうに考えておるのでございます。 それから本四橋道路のあの下へ下水道、排水路の問題これは私もそういうふうに考えておるのでございます。 まだルートにつきましては、桑島・斉田のルートについて反対の意見もありますし、小鳴門橋のすぐ横に大きな橋をかけるというのも不経済なようにも考えられますので、ルートの移転ができないものだろうか、こういうことを考えておるのでございますが、この月末ぐらいに公団の所長を交え地元の代表の人にもきてもらってもういっぺん話をして、どうしてもルートの変更が無理だということになりますと、桑島・斉田を高速道路が通るようになりますのでその高速道路の下へ思いきって広い水路をつくる。それはもちろんオープンじゃなくして暗渠にしまして上へ遊園地を造ったり、公園を造ったりすることは可能だから思いきって広い排水路を造ってすべての水をその中に流し込んで、そして小鳴門海峡へ排水するというこういう抜本的な計画をやるべきじゃないかと、私はそういうふうに考えておるのでございます。以上でございます。     〔六番 横川春市君登壇〕 ◆六番(横川春市君) ただいま都計課長から都市計画としてはそういった斉田・黒崎地区排水対策については、ここ一・二年のうちにいま計画している幹線都市下水道を完成していくということで了といたします。また、私の提言いたしました大鳴門架橋に関連したこの抜本的な浸水防止対策については、市長も同じような考え方をもっておられる、こういうことでございますので是非十分検討していただきまして思いきった排水路を暗渠にされても結構で、また開溝のまま橋をところどころかけるなりしていただきまして、これを前提として関連排水対策、これに必要なポップアップの増強、そういったことで黒崎・斉田一帯の浸水にたいする不安、不満を一挙に解消されるよう強く要望する次第でございます。 また、住宅の市営住宅の浸水にたいする対策でございますが、市長からご答弁のあったように色々総合的な見地からこれを鉄筋に建てかえるとすれば、鉄筋の地盤にまた高くして心配ないようにこれは建てかえていくと、これにつきましては色々問題点があるので、ところによってはこれを払い下げて、それぞれの入居者で自力でその建てかえをしてもらう方法もあるんだと、こういうことで色々担当理事者とも対策をまとめつつあるとこういうことであったと思います。 それで現在斉田、黒崎あるいは桑島、新池等で空屋ができましてもこれを留保しているやに聞いております。すなわちそういった総合的な検討がまだはっきりきまっていないので、空屋のまましばらく置いておくとこういうことに承っておりますが、この住宅難に入居希望者はなんとかはいりたい。特に中心地域の市営住宅においては、もう手ぐすね引いて早く入りたいと待っております。市としても空屋でいつまでも置いておくことはもったいないと思います。早く結論をだしてこれらの問題を解消して市民の要望に応えるよう強く要望を入れまして、私の全質問を打切ります。 ○議長(大端茂雄君)  一、本四連絡架橋の促進について 二、観光行政について             九番 叶井長助君     〔九番 叶井長助君登壇〕 ◆九番(叶井長助君) 本四架橋促進について、市長はいかなる運動をして一日も早く本四架橋、連絡橋を実現完成さすかということについて市長の考え方をお伺いしたい。 また観光、鳴門架橋が完成するについて、この観光行政、市長が常にいわれる鳴門市は産業と観光にたつんだというような一つの目標に向っておられるのですが、観光に対するどういう施設をして、どういうように受入れ態勢をつくるのか。 今まで市長の説明によりますと、ドイツ館及び内の海開発こういうことでドイツ館はさることながら 内の海開発は抽象論であってこうしてこうするんだということをはっきり市長が示しておらない。ただ示しておるのは、海の底をさらえて遊歩道をつくって漁師も良くなるし、またその遊歩道をつくってその周辺を闊歩する、こういうようなことを聞いて、闊歩するのが悪いというのではないけれども私らのような年寄りがボツボツ歩くというようなくらいのこういう観光施設のように考えるのですが、これに対する施設をどういうようなことを考えておられるのか。また、これからその内の海及びドイツ館でなしに鳴門全体をどういう観光施設をせられる考え方をもっておられるのか、担当課長にこの点を一つ聞いておきたい。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。本四架橋の促進でございますが、ご承知のように大鳴門橋につきましては、もうすでに工事がどんどん進んでおります。 それから関連道路の用地買収につきましても本四公団の所長、あるいは県市三者と協議いたしまして順次進めていきたい。それには地元の意見も聞き、地元の要望も言い、また議会の方のご意見もあるだろうと思いますので色々な角度からこれを検討して、私はこれを進めていくべきだと考えるのであります。 それに関連して淡路の方、あるいは明石海峡の架橋の問題、これらの問題につきましては、淡路或いは兵庫県の方でこれをやっておられると思いますので、私達はこれに協力していくべきだというふうに考えるのでございます。以上でございます。     〔商工観光課長 尾崎定男君登壇〕 ◎商工観光課長尾崎定男君) お答えをいたします。架橋後の鳴門市の将来の観光のあり方の問題でございますが、私共鳴門大橋完成後にはやはり京阪神との日帰り或いはもしくは一泊旅行の接点に位置するというふうに考えます。従いまして現在観光のいりこみの実態がやはり年間約二百五十万乃至二百六十万鳴門市の方へ訪れているという推計が出ておるのでありますが、完成後は約一・五倍五百万有余の観光客が来るだろうというふうに推計いたしております。 従いまして架橋完成後のそうした観光都市としてのありかたの問題でございますが、やはりなんといいましても鳴門は徳島県の顔でもございますし、やはりこうした自然の景勝に恵まれました地のりを利用いたしましてのそうした海と自然の山の開発というものがやはり基本的な考え方でなかろうかと思います。 従いまして、現在考えておりますのは、やはり第一義的には架橋に関連いたしましての国立公園鳴門地域一帯の見直しということが、一つの急務でなかろうかと思います。これは環境庁、国、市、それぞれの分野におきます行政としての役割、あるいは仕事の分担ということを今後進めていかなければならないわけでございますが、現在そうした県全体におきます第二次観光開発計画を本年から五ヶ年計画で現在立案中でこざいます。近くその鳴門市のそうしたヒヤリングの問題もあるわけで、なにをおいてもその架橋に伴います公園の見直しという問題に最大の努力を、あるいはまた手をつけなければいけない業務でなかろうかと考えております。 従いまして、観光都市としてのそうしたイメージをやはり美しい自然とそうした海を利用した施設、海洋的な施設こういうようなものを将来鳴門市の観光のイメージづくりの基本的をものにしなければならないのではなかろうかと担当課長としては考えている次第でございます。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) 失礼しました。内の海の問題が答弁もれになっていたようでありますので、…… 内の海の開発につきましては、土地を造成しましてそこに広い植物園をつくって歩けるようにしたい。また、そこには保養所或いはそのもちろんレストランもできるでございましょう。娯楽施設も合せてつくるべきだということは考えているのでございます。 また、環境庁の許可も貰わなければなりませんので、これがおわり次第に実行に移していきたいというふうに考えているのでございます。以上でございます。     〔九番 叶井長助君登壇〕 ◆九番(叶井長助君) 質問があとさきになりますけれども、まず観光の面について私の考え方、また観光地としての注意と申しましょうか、参考に教えて下さったことにつきまして述べてみたい。 私は、この熱海にまいりまして七、八年前であったと思いますが、その時に熱海はあすこは説明するまでもなく約七万程の住民でありますけれども、毎日外来客が七万程入っている。従って観光施設をするのには、まずじん芥処理ということも考えておかんといきませんですよとこういわれたので、これは別になりますけれどもそういうことになると観光課長だけではいかん、衛生センターももちろん中へ入ってこの計画をせなければならない、総元締めは市長である、こういうことになると思いますが、問題はこの観光客が刻々として変わりつつある。こういうことも参考に聞かされたのでありますが、また私として感じたことは、過日市長の了解を求めて勝浦温泉へまいったのでございますが、この勝浦温泉には三つの大きな旅館がありまして、私は一番大きな浦島という旅館に泊ったので、そのここに収容する人員は二千五百人、また従業員が六百人おるこの浦島というところはこの舟でもってお客を運ぶ、こういうことでありまして、従いまして従業員もその周辺のものが泊りでなしに、泊り込みでなしに通いが沢山おられる、大体において六百人と確か僕は聞いたと思うんだが、六百人もーつの旅館で職を求めている。そこで三つあるならば約七、八千人の客を収容することができる施設がある、こういうことになるので、また従って従業員もそれに準じた従業員があるのではなかろうか、私は宿へ泊ってそういう説明を聞きまして、そしてこのわが鳴門市を考えてみますと、鳴門市はボートに従事している、働いてくれているところの人は従業員は約一千人、一千二百人になりますかいな、そのぐらいと思いますがそれ以上の人がこの勝浦温泉旅館で働いている。鳴門市よりその働く場所が多くあるということだろうと感じたのであります。 また、それでなしに観光客の客筋が大分変ってきた。こういうことにたいしての説明も受けたのでございますが、これはちょっと市長に逆らうようなことになるので発言しようかいな、やめようかいなと思ったんですが、聞いたので、聞いたままを一つ申し述べて参考迄にしてもらいたい。ということは私は今度ある人の命令を受けて鳴門に観光施設をするについてこういうようなことをしたい。すなわち海中公園というのですか、これをやってみたいけん一つできれば参考までに色々なところを調査してもらいたいということであったので、私はそれに基づいて調査もし、意見も聞いたのでありますが、この海中公園、水中公園そのものが大分変ってきた。私らは白浜でも見、高知でも見ましたがその海中の中にもぐりが入って、そしてガラス越しに魚が泳いでいるのを見て楽しんだ、こういうことであったんでありますが、この頃はそういうことではお客が少ない。それでその海中公園の中に水中公園の中へそのあわび、あるいは海藻、あるいは色んな貝類を養殖いたしまして、そしてその海女さんが、ここがちょっと市長があんまりすかんだろうと思うので私はいわんと思うたんじゃけれども、これは聞いたままいわなならんのですが、若いきれいな海女さんがもぐってそしてそれを取ってきてお客にこれを食べてもらう、我々みたような年寄りが取ってきて食べてもらうよりか若い娘がもぐって取ってきてくれたのでは、非常に味が違うらしいのでそういうことでこれに対して喜んでそのお客が沢山きている。こういうことで観光施設そのものも観光客も変わりつつあるのだからこういうことを頭において、そして観光施設を色々せなならんのではなかろうか。 ただいま観光課長から色々説明があったんだけれどもこれはちょっと言いすぎますけれども、抽象論でなにも考えておらんということになるんでなかろうか、かよう思う。そこで具体的に率直にこういうことをここへやりたい、というようなことがなけりゃ観光施設ということは計画の中にならんと思うので、今はなんじゃ考えておらんというような事ではおかしい。 それからこの鳴門は景色が良いのと渦が良い、この渦を見にくる客もさることながらこの渦を見にくる人が二百五、六十万というたのですか?このお客が鳴門へこられてそして宿泊する人が何人おるのかこんな計算ができておれば、聞いておれば調べてもろうて一つ説明願いたい。ほんの一部のものであると思う。私の思うのはさきほど一例をあげて申しただけでありますけれども、鳴門観潮、鳴門へこられたら少なくとも一泊、或いは二泊泊まってそして惜しげもなく財布のひもをとく、そして鳴門へ金を落す、こういうことでなかったら観光行政でなんの鳴門市民が潤うところがあるか、こういうことになるので観光施設、即、鳴門市民を潤わすということに重点を置いた観光行政でなけりゃならんのでなかろうかと私はこういうふうに思うのだが、この点について観光課長はどういうふうに考えておられるのか、市長に遠慮していわんのか、この点はっきりと説明願いたい。 次に、本四連絡架橋促進についてでありますが、市長は今まで鳴門架橋促進についてやられたとおりを本四架橋についても継承されるというようなことであったんでありますが、この鳴門架橋がかかっていかなる人が恩典に一番よう浴し、浴さんものがあるか、京阪神及び徳島県この人らがいかに恩典に浴するかということはこれはあまり論ずるべきでない。全部の人が恩典に浴するのだということでありますけれどもその恩典に浴する度合い、この問題と思うのですが、私はこういうように考えるのでごわす。この点市長はどうでごわひょう。 いつかの新聞に載っていた鳴門架橋の起工式であったんですが、その時の西淡町、淡路であったと思うのですが、新聞に載っとったんと思うのですが「私のところは鳴門架橋がかかってもなんら得することはない」これは極端な発言であったと思うのですが、そのためにせめて迷惑をこうむるのだから徳島県の水をもらいたい。くれんか。こういうような発言をしたということが新聞に載っておったやに私は聞くんであります。 それでその新聞を見てちょっと頭に浮かんだことは、その前に色々と新聞を見よるうちに徳島の県会においては吉野川の水をやることには反対であるというような新聞記事を見たんでありますが、県会がそういうような決議をしたのか、発言があったのかそのほどは十分知りませんけれども新聞ではそういうふうに見たんであります。 ここで私、思ったのでありますけれども市長が里浦のために考えてくれたあの防潮堤が危険を感じんように防潮堤のさきに離岸堤をつくって、そしてこの防潮堤を安全にし、かつまた砂浜には砂ができるし、漁師も若布の養殖とか、のりの養殖、貝の養殖と色んなことについて非常によかろうということで、市長の熱意のもとに離岸堤を三百米沖を南の方からされている。この離岸堤は北から南の端まで五キロあると聞き及んでおるのでありますが、まず以前の総体質問において土木課長から説明があって南の方はさることながら北の方から今年度は工事にかかってくれるんだ。北の方は百五十米沖を南の方は三百米沖とこういうことになっておるのでありますが、いずれにしてもこれが完成するのには五ヶ年かかるということも聞き及んでおるのでございますが、これをやられている、そこでこの私が考えましたのは、離岸堤をつくっておられるのは南から三百米沖、こういうことになりますので北からこれの二キロは市長の考えておられる漁師も希望しておられるところの海水浴場、夏は海水浴場、秋・冬にかけてはのりの養殖、種つけと漁業にこれを十分利用してもらうというようなことで二キロはそういうことにし、あとの三キロはこれを雨が降って吉野川から沖へ流れでる水をこの三キロの遊水池というのですか、貯水池ですかこれへ溜めるなんといいますか、私もちょっとぼうっとしているのでいいにくいんですけれどもここへ水を溜めて三キロへ溜めて、そしてこの水を京阪神へ送ってあげたらそうすれば京阪神もいまから五年ほど先がくると水不足に悩むということであるのでこの水がほしいのは当然なことであるし、水をあげるということになれば橋も早く希望を持ってかかるのではなかろうか。こういうことでまず橋がかかるのには非常にみんなが便宜喜ぶというようなことになるのではなかろうか。 それで先に私が申し上げたとおり三百米の巾で長さが三キロ深さが十五米ということでこれに貯水するならばこの水たるや七千五百万石これだけの水が留まる。これはその留めっぱなしでなしに雨が降ればそこへ貯水池へ入れて、入れるしりから京阪神へ送ってあげる。また、この問題には色々問題があろうと思いますけれども以前に私新聞で一度見たんですが、なんとかいう博士がこの水飢饉、水不足に対して発表されておったのでありますが、里浦沖から徳島沖まで広い貯水池を設けてたしか一千数百億円とか書いてあったと思うのですが、そういうような施設をして京阪神へ水を送ってあげたらというようなことが載っておったので、それが浮んだ関係上それだけのことを私は述べるのでなしに、ただ里浦だけにとどまるところの施設三百米の巾で三キロ、深さが十五米これに対する貯水池を作ってここへ入れる沖へ流れよる水、いま利用しよる水でなしに沖へ流れよう水、これを貯水池へ入れて京阪神へ送ってあげるということになれば、京阪神もその水欲しさと申しましょうか、ちょっといいすぎますけれどもそういうことでこの明石架橋促進ということになるんでなかろうか、そしてまた、これは鳴門市が施設するのでなしに水の欲しいものが必ず施設しにくるであろう、こういうことに私は考える。 また、この貯水池をつくるのには、ただあけっぱなしでは潮水が入るのである程度の上を覆わなければならない。そういうことになって三キロのところを波が入らんように覆うということになればこれは立派な釣り場ができる。市長が常にいつかおっしゃられた離岸堤ができたら、その離岸堤で釣り場をつくったらといわれよったけれどもこれも参考になって考えたのですが、五キロのところ三キロにはなるけれども安心して安全な場所ができる。そして、三キロが釣り場になる、これ即ち鳴門架橋本四架橋促進即、観光施設観光行政にも寄与するのではなかろうかとかように考えて、まず私は思ったんでありますが、それには色々技術がいるであろう、橋に対する送水管これがつけにくかろうというようなこともあろうけれども、きょう今日の科学及び技術が発達したきょう今日である関係上そういう送水管を橋桁につけてやることも問題でないだろう。かたいもんなら揺れる関係上送水管がめげるとこわれるということもあるだろうが、そんなことは問題ないだろう、かように考えるので、まず京阪神の水に困っているところへ沖へ流れる水をそういうことに利用することに協力するというようなことで、まず公団であろうと京阪神の兵庫県の知事、また市長、大阪府の知事であろうが、市長さんも全部に政治家にそういうことに呼びかけて喜ばして、本四架橋を促進ということになるのではなかろうかとかように考えるのだが、この点一つ市長としてはそういうふうな計画を立てて進言してみてはどうかというように考えるのでありますが、この点につきましてご答弁が願いたい。     〔商工観光課長 尾崎定男君登壇〕 ◎商工観光課長尾崎定男君) お答えをいたします。観光施設もやはり社会情勢に応じた観光客の思考する形の中で常に考えなければならないというご指摘の点誠に同感でございます。 やはり最近の観光動態あるいは観光白書等を見ましても社会の変化に伴います所得の向上、あるいは労働時間の算出、一般の価値観の変化という要素もかなり観光客の動向あるいはその動態というものは変化をいたしております。 従いまして観光行政、特にその観光施設につきましては、やはりそうした観光客の思考する方向で考えなければならないというふうにも基本的に私共も考えておるような次第でございます。 さきほどお示しいただきました海中公園、私も先般あるところからその資料を取りよせておりますけれども、まだ現在私自身そうした見学の機会がないのでございますけれども機会をとらえてのそういう施設の見学も是非行いたいとかように考えているような次第でございます。 それから観光客の宿泊人員の把握の問題であります。現在までは正確なそうした調査はいたしておりませんけれども一般的にいわれております鳴門市の可動率、回転率等から推計いたしますと、約二十万乃至三十万の年間宿泊人員があるのではなかろうかというふうに推計いたしております。近くそうした方面での関係機関には先般将来の観光統計的な資料として是非協力願いたいということで、公的な機関でございますけれどもそうした事業所の了解も得まして今後正確なそういう観光客の動向の数字というものもつかんでいきたいとかように考えている次第でございます。 それから現在考えている観光施設についてどうかという問題でございますけれどもさきほど申し上げました鳴門公園見直しの中で、これは国の補助事業で現在施設を建てております。レストハウスの問題が一つあるわけでございます。国の補助事業でやったもんで転用という事務的な処理の問題もありますけれども、色々国立公園におきます施設の中には、日本的なビジターセンターといわれておりますけれど、博物展示館が各所にございます。従いましてこれは国の補助事業として適用するならば、二分の一適用するということで現在レストハウスがこれもやはり国の補助事業でございますので、補助事業によります財産の転用という事務的な問題が残っておりますので、この問題で県とも色々打合せておりますのでできるならば、将来の架橋後の一つの公園の施設としてやはりそうした博物館、展示施設に転用できればやはりそういう方向で検討していきたいというふうなものがその施設の具体的な現在考えている内容でございます。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。本四架橋に関連して吉野川の水を淡路の方へ送る話でございますけれども、非常に遠大なご計画を聞かせていただきまして、私もちょっとびっくりしているような次第でございます。 水の問題は徳島県にとって非常に重要な問題であり県の方でも慎重に考えておりますし、私がここであれをどうしたらという先走った発言もやるべきでないと考えますので、叶井議員のご計画私もよく研究をいたしたいと考えているのでございます。一つご理解いただきたいと思います。以上でございます。     〔九番 叶井長助君登壇〕
    ◆九番(叶井長助君) 県も吉野川の水の重要性を考えておるとこれは市長のおっしゃるとおりでございます。私は重要性を考えている水をやれといよるのではないので沖へ流れてしまうところの水をこの施設をしてここへ貯水をしてそこから送ってあげる。また市長は淡路だけをいわれたけれども淡路だけでない。鳴門架橋本四架橋に関係ない、もうそれは水を送る、送らんにかかわらず、五ヶ年先には橋がかかる、明石の橋をかける、明石・淡路間の問題でありましてそれに対する新聞紙上を見ますと五年位すると京阪神に水が不足をして大きな悩みになる、大きな問題となる、こういうことになるので、ちょうどこれ幸い、沖へ流れる水を貯水池をつくってその水を京阪神へ送ってあげる、私は淡路だけでない、淡路も途中だからいるんならあげたらよいと思いますが、そういうような徳島県に必要な水をあげるというのでなく、沖へ流れてしまう水をこれを貯水池に入れてこれを送ってあげてはどうか、そういうことであります。これに対してさきほど私が申し述べた三キロの長さ、三百米の巾、深さが十五米そういうことでここへ遊水池、貯水池をつくればそれに対する七千五百万石の水が溜まるのでいつもかも溜めているのでない。溜めもってむこうへ送水してあげたらよいので県やそこらへは県民には遠慮はいらん。海へ流れる、海へ流れてしまう水はあまり漁師もまたその他に対しての必要等は感じておらない。そこでその水を貯水してそういうことに、その京阪神の市民に送ってあげる、こういうことが望ましいのでなかろうか。そうすれば水欲しさのためにどうしても積極的に京阪神の方からこの明石・淡路間の橋を急ぐであろう。協力してくれるであろう。ちょっとこすいな私の考え方か知らんけれども、橋がかかってみなが喜ぶということでなければいかんと思うので、ただほんの一端を申し述べたのでありますので、市長が色々と政治、社会情勢を考えられてそういうようなことに心配されるならば、慎重に一つ研究をしていただいて私のいうことがこれがよかろうということにわかりましたら一つ県知事を動かし、兵庫県知事、市長、及び大阪市長、大阪府知事もこれらに呼びかけて公団は申すに及ばずこういうことにして本四架橋促進に協力を是非とも努力をしてもらいたい。これは答弁いただかいでも結構です。私は市長にそのよく考えてもらう、考えてもらって努力をしてもらうということでとどめたい。 さて、いまの問題でありますけれども、離岸堤の問題について市長が述べられておった里浦の住民を安心ささしめて、砂を寄せて景色のよい環境のよい立派な防潮堤、決壊ということの心配もないように里浦のため、また鳴門市のため、ただ里浦のことだけかいわんのかといわれたら困るので、あの里浦の防潮堤が崩壊をして水が海水が押し寄せる時には金比羅の山の中腹まで水がくる、こういうことが昔からわかっておるのでごわす。 鳴門市全体の安全性のために防潮堤をつくりこの防潮堤を心配なからしめんために市長は離岸堤をつくってくれよんでこれは市民から喜んでもらわなけりゃならん問題でなかろうかと思うんですが、この離岸堤も市長がいわれよった、この離岸堤に釣り場をつくったら、釣り場は上等にできます。少々危険が伴いますが、そこでこの貯水池をつくれば三キロからの釣り場ができる。里浦の沖は魚が豊富でございます。そこで喜んで釣りにくるであろう。 漁師の問題もでてくるであろうと思いますが、百円ぐらいの釣り場へくる人には料金を寄付してもらって漁師の補償にみたすというようなことになれば、百円ぐらいの金なら漁ができるのであるから釣りにくるであろう。百人や二百人や三百・五百人でない三キロずっとならべるんだから、かなりの人が釣りに来るであろう。これすなわち観光にも寄与するのでなかろうか、かように思うので真剣に慎重に研究していただいて県民に迷惑をかけん、京阪神の人に喜んでもらえる水を送る。こういうことに一つ考えられてよく研究検討をしてもらいたいという要望をいたしましてその点につきましては打切ります。 さて、観光課長でありますけれども観光課長にもう一つ具体的なですね、一つ計画性があるばずなんです。またいま鳴門へ観潮しにきてその泊まる客が約三十万ほどなのか、この点がはっきりしとらんと思う。商人も市内に商用にきた人もいると思う。観光のことをいよるので観光にきてどのぐらいの客が泊まりよるか、こういうことを調べておらんやいうのでは観光行政の市長の計画にそむいている形になると思う。市長が産業と観光にたつといわれておるのに、観光にこられて鳴門へ何人泊まりよるのやら観光課長がわからんというのではこれでは困る。噂でもけんとまくでもいえんのか、三十万位泊まりよる。商売人もここへ商用にきよる。観光のことをいよるのだから観光にきてなんぼ泊まりよるか、私は市長も考えてくれておると思うのですが、担当課長は必至になって考えなけりゃならん問題でないかと思う。 鳴門観潮にきて鳴門へごみを落とす。またいらん物を置いて帰っていきよるのでお客がなんぼあるか、これを足留めをしなければならない。そのために私は勝浦の事も申し上げた。それを違う方向のなんじゃら博物館ですか、何じゃらやりたい。こんなんは聞きよれへんので観光に対してまずお客をどういうようにして誘致するのか、そしてその観光客がどうしても一晩とか、二晩泊まって、そして財布のひもをとく、満足せなんだら金は出さん、喜んで金を落してくれるというような観光施設をせなければならない。それを聞っきょるのにどういうように聞いてああいうふうな答をされるのか、もういっぺんまだ市長に報告しておらんでもあんたが思うとんじゃということを述べてもらいたい。 たとえば、里浦の観光にはこういう施設をしたい。妙見山にはこうもしたい、また鳴門公園にはこうもしたい、中心部にはこうもしたいということで、色々の大麻、北灘にはこういうようなことをまず計画をして、そしてこの鳴門市内で一泊してあるいは二泊して喜んで財布のひもをとく、こういうようなことを考えなんだら、あんたはなんのために課長になっておられるのか、観光ということならばこの点もっと研究して考えておられるのではなかろうか、遠慮しておられるのではなかろうか、もういっぺん一つ答弁願いたい。     〔商工観光課長 尾崎定男君登壇〕 ◎商工観光課長尾崎定男君) お答えを申し上げます。観光客のうちの宿泊人員の把握の問題でこざいますが、過去に私共の方でその実態調査を関係業者に毎年やったことがございますけれども正直申し上げましてやはりそうした事業収益面のことがでてまいります。     「発言取り消し」関係がございまして十分行政の要請にたいします把握ができません。 ○議長(大端茂雄君) 小休いたします。     午前十一時二十八分 休憩     午前十一時二十九分 開議 ○議長(大端茂雄君) 再開いたします。 ◎商工観光課長尾崎定男君) どうも失礼いたしました。ただいまの発言取り消しをいたします。 観光客の宿泊人員の動向につきましてはやはり私どもの実態の中でなかなか把握がしにくいのでございます。 従いまして、さきほど申し上げました一般的にいわれております推計、そういうものはやはり鳴門市におきます専有の回転率と申しますか徳島県の場合、やはり二十五乃至三十パーセントといわれております。一般的にそういうような推計から収容人員等を勘案した数字が二十万乃至三十万というふうな推計の数字を申し上げました次第でございます。 それから、観光の宿泊施設の関連の問題でございますけれども、確かに観光客が地域に金を落していわゆる観光関連でのそういう地域産業の発展に寄与していくという経済効果、これが観光行政の現在のとる基本的な構成でなかろうかと思います。 従いまして、やはり観光客からいかにそういう地域にたいする経済消費をうながすかということのほか、その施設にいたしましても現在の色々な開発段階の中で検討いたしておりますけれども、そうした各地区におきます観光施設の具体的なプランというものは持合せておりませんけれども、ただ先ほども申し上げましたように当面急ぐ鳴門公園での公園の見直しの中で、博物展示施設これも一つの観光施設でございますけれども、やはりそうしたものの中にも架橋の記念的なものであるとか、あるいは公園でのそういう博物資料、そういうようなものを展示してその観光客にサービスをしたいというふうな問題が、現在の一つの考え方でございましてその他につきましては、今後われわれも各地区に則した地域の実態に応じた観光施設の開発につとめていきたいというふうにかように考えている次第でございます。     〔九番 叶井長助君登壇〕 ◆九番(叶井長助君) 観光課長に就任せられてなんぼ月になるかいなあ、ひと月かふた月か、もっとになりますかいな、私はあなたがなって、はんけはたっている、一年はたっているのでなかろうかと思うんですが、その間に市長の施政方針の中に産業・観光ということを目標として市政をやっていこうと、こう打ち出されているわれわれもそれに賛同し協力せなならんという考え方にたっている。その一つの線になっている観光課長がなんにも研究ができておらない。今までに考えたことは、鳴門のいまなんとかいよった施設をしたい、それだけか考えておらんというのではお粗末至極でないか。課長は観光課長の前も何かの課長であろうと思うし、課長であればこういう議会にも出席されておって議会で市長はこういうことをいわれております。 この妙見山にお城をつくったのであのお城からそれから里浦の尼塚さん、人丸神社のコースも一つ観光行政の一つに入れたい。こういうこともいわれておった。また、それがええ悪いは別といたしまして、その点もなんら促進できておらない。ただお城だけはたちっぱなしである。また、お城へたいしてどのくらい観光客がこられているか、恐らく把握はできておらんだろう。これは県の持ち物、所有である関係上、またそういうかも知らんけれども。 まず、私が先ほど示したごとく里浦にはこういう具合にする。また、鳴門公園にはこういうようにする。市長が考えておられる内の海開発もこういう具合に内の海を開発したいんだ。板東のドイツ館を充実するんだ。そんなら中心部はどうするんだ。各所へするのじゃがいっぺんにはできんので、まずこれを重点的に考えたいというアドバルーンを課長が打出したならば、そうするとこの業者、事業家達は耳をすましてそういう市に方針があるならば、あすこへいて施設しようか、よそから外来融資を受けて外来資本が入ってきても、その泊って落ちる金は鳴門へ落ちる。そういうような関係がある関係上、勝浦の二千五百人の宿泊があり、従業員が六百人、これは浦島だけの話でそんな旅館が三つあるんだ。これに働く従業員はこれは月給をもらわんと働かんのでかなりの収入を得ておると、こういうことなんで例をとってあげておるので、この移り変りによって観光客の客筋が違うてくる。鳴門架橋を見て、また鳴門の景色を見、渦を見に来るお客がせっかく渦も見たり、鳴門架橋も見たり建設も見たりして、そしてどうしてもここで一泊せなならんということにしないと鳴門架橋を見ただけでは素通りになるので、どうしても一泊、二泊泊めるということには、それに準じてそれに合せてそこへ行ったらどうしても一泊泊まらなならんのだというような、あるいはまた二泊泊まらなならんのだというようなことに計画をせんことには観光客の足は止まらん。こういうことでいまのところ観光客がなんぼ来てなんぼ泊まりよるか知らんという課長に聞いたってわからんか知らんけれども、これはまず課長としてのビジョンといおうか、計画といおうか、こいつがなけりゃならん。ないんなら無い、これもはっきり言うてもろたらええ、私は確かに研究はしとらんなんはずだから研究はしておる、秘密にせんなんことはないと思う。開発は、そういうことでもういっぺんだけ課長らしい答弁がしてもらいたい。     〔商工観光課長 尾崎定男君登壇〕 ◎商工観光課長尾崎定男君) お答えをいたします。地域開発の問題との関連も観光開発も大いに関連はございますけれども、やはり既存の開発を進めているものを推進していくのが現在の考え方でございます。 従いまして、繰り返すようでございますけれども公園におきましては、そうした鳴門公園の見直しの問題がございますし、島田スカイラインとの関連におきましては、やはり内の海の構想の問題も関連をしてまいります。海洋リクレーション的な施設として現在開発を進めておりますベラビスタマリーナ基地の促進、あるいはまた、これは収容施設でございますけれどもフェリエンドルフ鳴門の第二期工事の誘致促進、こうしたものが鳴門公園あるいはスカイライン、そうした内の海周辺一帯の開発との関連ではなかろうかと思います。 それからドイツ村につきましては、もう議会の方に先般もご報告申し上げましたようにこれから具体的な問題に入って参りますわけでございまして、そういう点の観光というものをやはり将来面の観光、これにつきましては、やはり点を線にするには定期観光バスの検討というものもなさねばならないと考えております。 以上が現在私共の方で考えております観光ルートのあるいは観光の基本的なパターンであろうかと考えているような次第でございます。     〔九番 叶井長助君登壇〕 ◆九番(叶井長助君) あのくらいのもんかいなと思うけれども、まず私が視察をしてきて、そして各所の観光に対する一つの参考として提案をしたんでありますけれどもまだまだ勉強しておるんだろうと思うたんですけれども、さきほど答弁があったとおり私はせわしいてまだどこもよういとらんとこういうことであったので、市長に一つ要望を入れておきたい。 観光ということについては、視野を広めないかん。市長は外国へ出張されて外国のことをよくみてこられて、それの参考にして観光施設観光行政ということも考えておられるだろうけれども、幸か不幸か担当課長がせわしいてどこやいとらん。これでは困るので観光課長を各所に派遣させて、そして十分にそういうことの知識を広めて、そして市長相談の上で観光行政の建設をやっていくということが望ましいのではなかろうか。いまのような観光課長では、鳴門市の観光施設は一歩も進まんと考えるので、この点について市長に要望を入れて私の全質問これで打切ります。 ○議長(大端茂雄君) 小休いたします。     午前十一時四十分 休憩     午後 一時 五分 開議 ○議長(大端茂雄君) 再開いたします。 一、新池川対策について 二、教育行政について             三番 平松章生君     〔三番 平松章生君登壇〕 ◆三番(平松章生君) 私の質問の内容は、昨日の質問の二番煎じになるような感じもございますけれども、私は私なりに感じたところを基礎として、質問をしていきたい。 昨日は新池川の問題について、特に最後にこの対策を強力に押し進めるという答弁がでましたので、なにをかいわんという感じがいたしますけれども、具体的にその対策をただしていきたいとかように思う次第でございます。 まず、新池川の問題でございますが、ご承知のとおり十七号台風のあの被害の状況からして大きくはあの長良川の流域ですか、これの堤防が決壊した、七十年前の土木技術をして立派な堤防であると思ったのにあっという間に決壊したということから、私つらつら新池川の堤防のありさまというものを考えてみたのでございます。この問題は同僚森議員が在任中ずっと叫び続けてきたあの堤防問題と相通ずるものがございますが、県の方針としていままでどのような計画で押し進めてきたか、また今後、その対策が何年計画でこれが全面改修ができるかという内容について特に伺いたい。なお、新池川というのはご承知のとおりその沿線が市街地、市街化区域内を流れている川でございまして、一万五千の人口を擁しておりますので、この決壊した被害というものは直ちにそれだけの被害を受けるだけの広範囲な流域でございまして、これは住民ひとしく重大な関心をもっております。 なお、あの前議会で問題になりました汚染の問題でございますが、これとても耕地課長はそれぞれ努力をしてきて、特にあの汚染が降雨のある時でなく、冬期の吉野川の用水の改良区から流れてこない、流出しない時の汚染というものが非常に問題になって、茶褐色に変わるのは冬期でございます。この時の水位状態、色々のこれに関連した問題を、この際お聞かせ願って今後の改良問題についての話を伺っていきたいとかように思います。 なお、環境課長についてもそれぞれこういう結果がでたということは、新聞で承っておりますが、具体的に本会議で発表がございませんので、この際どういう結果であったかという、また、今後どういうふうにやりたいかという二面から承りたいと思います。 なお、教育行政の問題は、昨日のお二人の代表質問のなかに教育委員長が答弁されました、私の聞き間違いであれば幸いでありますが、あのなかにちょっと私の意にそわない答弁がございました。と申しますのは、昨年七月四日私は教育行政について質問をいたしました、その答弁は教育委員長と教育長とが今後このようなことのないように和をはかり教育行政を一丸となって進めるという答がございました、ということは六万四千の市民に対する約束ごとである。これが昨日の答弁にはそういう状態が最近まで続いておったような私は印象を受けたのでございまして、上田議員の質問はあなたの四年間の中にという言葉もございましたので、この最後の委員長の時にこの一ヶ年は私はそうでなかった。名委員長として委員会にはそれぞれ個性のある委員をそろえておりますけれども、民主教育をつかさどるこの教育委員会はいったんきまったことは強力に一つの意図となって押し進めていると解釈しておりますが、そのことについての答弁を煩わしたいとかように思う次第でございます。     〔土木課長 野間繁満君登壇〕 ◎土木課長野間繁満君) 新池川の改修計画についてどのように押し進めてきたか、また何年計画でできるかというご質問でございますが、新池川につきましては上流の中山谷川の改修を現在進めております。中山谷川が四十三年に着工をして今だに完成をしておりませんが、これの完成に引続きまして新池川の改修にかかる予定でございます。 それで新池川につきましては、流れ川でございませんので高潮対策として現在の樋門の改修とポンプ排水ということも合せて計画いたしております。これは五十年から調査費がつきまして、今年一部ポンプの基礎に着工する予定でございます。新池川の上流につきまして、右岸側につきましては中山谷川のショートカットに伴います右岸堤防の補強ということで、現在備前島、酉ノ須方面におきまして堤防の補強が進められておりますが、それに引続いて木津神橋の上流まで右岸計画を現在中山谷川の改修に伴います計画としてもっておるような次第でございます。下流両岸の改修は今後の問題として改修を進めていく予定でございます。以上でございます。     〔耕地課長 森谷貞夫君登壇〕 ◎耕地課長(森谷貞夫君) お答えいたします。ただいま土木課長が申しました排水ポンプ増設でございますが、現在既設ので毎秒四トンでございます。五十一年度今年度は一応それの上へ毎秒四トンのポンプを増設するということで、県土木の方で今年度から基礎工事に入る予定になっております。これができますと毎秒八トンになるわけでございますが、最終計画をいたしておりますのは、県の方では毎秒二十トンの排水ポンプをつけるという計画になっております。 それと過半の十七号台風の際でございますが、八日の早朝から連続十三日まで二十四時間排水をいたしましたが、大潮時でございましたので自然排水の時間が非常に大かったのでございまして、それが非常に幸いいたしましたのでございますが、その間にポンプ排水も二十四時間連続排水いたしたわけでございます。 それと冬期の旧吉野川からの流入の問題でございますが、これにつきましては、今年の五月に吉野川土地改良区、また関係地区の方々の参集を得まして、できるだけ冬期にも流入できますよう協力を約束してもらっておりますので、濯漑期といたしましては、十月の上旬に終わるわけでございますが、今後はそういう面で浄化対策にももっと効果的な方法がとれるというふうに考えております。 それともうーつ、新池川の環境対策といたしまして市の中心部を流れる都市河川ということでございますので、県の方と打合せをいたしまして、建設省の方では都市河川環境対策事業という事業費目があるわけでございますが、これによって新池川のヘドロを浚渫いたしまして、私の方の考えといたしましては、撫養川橋の左岸側の上流の一部をそこへヘドロを埋めましてそこへ洪水ぜきをつくりたいというふうに考えておるわけでございます。 これの調査費は約三百万程度いるわけでございますが、この補正予算に計上いたしましてご審議願うことにいたしております。今年度調査が終わりまして県の方と建設省の方と打合せをしてもらった上で、県の事業としてかかってもらうというふうな計画にいたしております。以上でございます。     〔環境課長 高田賢次郎君登壇〕 ◎環境課長(高田賢次郎君) 新池川の総合調査をやりました結果につきましてご説明いたしたいと思います。この新池川はご承知のように旧吉野川から樋門によって導入されるものと大代谷川を通じ新池川に流入される河川でございますが、この河川の放流延長は三千八百五十米、それから流域面積は七・三平方キロメートルの中小河川でございます。この河川につきましては、流下勾配がほとんどございませんので下流には潮止め樋門がニケ所設置してございます。河川の流動が少けないということでポンプによって撫養川へ放水を行っておるものでございます。 最近の農業用水としての利用が一応減少の傾向にあるわけでございまして冬期に際しての汚濁の状況が非常に目立ってまいりますし、水温が上昇をはじめます三月から四月にかけて水質の変化も見られます。オオフサモの異状繁殖なり鮒の変死が四月の時点で見られるわけでございます。この原因を究明するために調査を実施したものでございますが、水質から申し上げていきたいと思います。 主として旧吉野川樋門の開閉によって新池川に放流する特異な交流環境をもっておるわけでございますが、この吉野川の水質について新池川に流入されてまいります水質についてご説明申し上げますと、BOD二・一から二・五でございまして、基準値が五PPMでそれ以下であるということで、満足いたしております。SS関係につきましては十二から十六PPMの検出がされておりますが、基準値が五十乃至六十ということで満足しております。CODは六PPM以下ということになっておりますが、この旧吉野川の水質が九・四から十PPMとやや高い実測値がでておりますので、この点につきましては一応再検討が必要であるということで、事後来年度の時点でこの状況把握したいと考えている次第でございます。DO関係につきましては五PPM以下ということになっておりますが、四・九より五・三という数値でやや満足すべき数値でございます。それからNOC関係でアンモニア・チッソ関係が農業用水の基準値といたしましては、一PPM以下とされておりますが、この吉野川の数値は〇・二七PPMということになっておりますので、これにつきましては問題なかろうと思います。 それから新池川関係でございますが取水口から木津神橋付近までは旧吉野川の水質と殆どかわらない状況でございますが、備前島ポンプ場付近から木津神橋付近までの間につきましては、COD・BOD・SS関係、アンモニアチッソ関係、それから硝酸性チッソ、有機チッソ等相当数の増加がみられます。それでこの木津神橋付近でアンモニア性チッソの最高値が五PPMになっておりまして、さきほどの基準からいたしますとかなり高い数値にはなっておるわけでございます。硝酸性チッソにつきましては、二・三PPMということになっております。 これらの影響につきましては、衛生センターの排水なり食肉センターからの汚水、雨等の時期には農地から肥料として入れられておりますチッソ分が雨水と一緒にポップアップされることが考えられると思いますので相対的な付加を考えなならんと思います。一応この農地から排出されるものの関係につきまして想定されますのは、新池川に農地内から放水されるポンプが五ケ所ございます。それは北岸に二ケ所、南岸に三ケ所ということでございまして、これらの付加につきましては来年の三月頃から追跡調査を進めていきたいというふうに考えております。 それから燐酸性イオン関係につきましては、この水域におきましては、減少の傾向が見られておりますし、数値につきましても問題はないものと思います。それからBODとCODとの関係がでてまいるわけでございますが、一応BODの基準が五PPM以下と以上とでかなりな差位がございますので、今後の課題として研究をしていきたいというふうに考えております。 それからDOの変化でございますが、備前島ポンプ場から樋門内の間の各地点では昼間は非常に高い値を示しておりますが、夜間になってまいりますと、うんと下ってきているということで、これの昼と夜との差が非常に大きいということになっております。これにつきましては、気温の変化ということも考えられるわけでございますが、有機チッソの非常に高い数値を示しております。倍の有機チッソの含有率に上ってまいります。 それから、燐酸の含有率の低いことから考えていきました場合にこの新池川が非常に浅いという面から考えてみますと光合成による植物性プランクトンの発生によるものでなかろうかと考えております。 それから、昭和四十九年の時点から今年の八月までの資料の中で、よい時期と悪い時期の関係でございますが、五十一年になりましてからはいわゆる流入によります希釈が倍加しているということで、非常に良質な水質に変化をしてきているわけでございますが、それ以前につきましては、やはり三月から四月の気温気象の変化時にかなり悪い水質が見られます。 チッソ関係につきましてせんだって新聞で報道されておりましたが、この面につきましては一応衛生センターが発生源かというような表現もあったかと思いますが、これにつきましては一応し尿処理場の放流水の水質基準が清掃法施行規則第九条の十の規定によりBOD三十PPM以下という規定で、チッソ分についての規制措置はございません。しかしこのBODの低下をはかることによってチッソ分の低下という相関性があるということも考えておりまして、一つの目安といたしましては、BOD三十PPM以下ということでこのチッソ総量が約六十から百PPM以下という資料をだされております。 それでこの新池川の最近の五十一年度になりましてからのデーターから見ていきますと、最高値のBODが十六・二PPMということになってまいりますので、さきほどの六十から百PPMということを考えていきますと約三十から五十PPMのチッソ分が総チッソと考えられるのではないかと考えておりますし、一応十六の二桁オーダーというのは五十一年度になりまして二回あっただけであとは一桁オーダーでございますので、一応処理水の排出水としては、一応問題はないのでなかろうかと考えております。 それから大腸菌群集でございますが、これらにつきましてはやはりチッソ分の関係と同様なことが考えられるわけでございますが、新池川には家庭汚水なり処理されていない水のかなりな流入があるということで一万八千以上の大腸菌群集が見られております。 参考までに、衛生センターの排水口の大腸菌群集でございますが、これは毎月の測定、県へ報告の義務があるわけでございますが、保健所におきましてもそれのクロスチェックを不定期的にやっておりますがいずれも不検出で零になっております。 それから硫化物関係につきましては、DOが十分存在しているということで、嫌気的な条件が発生しているのはやはり水深関係からでてきているのではないかということで今後調査をしていかなければならないと思います。 それからABSこれは中性洗剤関係でございますが、この河川はいずれも〇・〇一から〇・〇二八PPMという非常に少ない数値であったわけでございます。 それで水質の浄化対策といたしましては、さきほどもお話がでておりましたが、水質浄化の阻害ということで考えられておりますのが、オオフサモなり水草等の異状繁殖ということで、これを除去することによって河川の流動をはかることもあるわけでございますが、一方ではこの水草類等はチッソとか栄養源の吸・出等で浄化作用もあるということで、これらの関係につきましても十分検討しなければならないのではないかと考えております。 それから底質関係もやっておるわけでございますが、底質関係につきましてはやはりチッソ分の高い地点がアンモニア性チッソも同様に高い状況が現れております。 これらにつきましては魚の変死した地点、それから三月の中旬から変死までの期間、水質、底質とも追跡調査をやっていきたいというふうに考えております。 それから魚の変死の関係でございますが、日和佐水産試験所に調査を依頼いたしまして、その原因について調査を進めてきたわけでございますが、検査魚は百五十グラムから四百五十グラムの鮒でございまして、十匹だしたわけでございますが、その中でエルモラスハイドロビラという菌が十匹中六匹から検出されておりますが、このエルモラスハイドロビラという病源薗によって死魚になる直接の原因がなかなかつかめないということで、水質底質同様に三月から追跡調査をしていくなかで変死した時点に速やかな調査を進めていきたいということで、水産試験所の方へそれに協力していただくようにお願いしております。 それからこの魚の中から鮒十五匹の中から、十五匹の内臓から農薬関係を参考までに調べてみたわけでございますが、この分析をやった結果はいずれも検出されておりません。以上でございます。     〔教育委員長 片岡 賢君登壇〕 ◎教育委員長(片岡賢君) お答えいたします。昨日の上田議員様の質問に私が答えたわけでございますが、四年間のこの任期のうちに教育行政がスムーズにいっておるかというこういうご質問に、私は残念でございますが正直申し上げてスムーズにはいっていないと思いますという答えをしたのでございます。私は正直に自分の考えを申し上げたわけでございます。この四年間はそのようなスムーズにいっていなかったということはいまもかわりございません。私達はその不十分さを認め努力をしてきたのでございますが、微力であることを反省をいたしております。お互いが研修を高め教育基本法の定めるところによってからに、今後さらに民主的な教育行政を進めでいきたいというこういう気持でございます。以上です。     〔三番 平松章生君登壇〕 ◆三番(平松章生君) 新池川の問題でそれぞれの課長から今後の内容について発表がございました。特に感じたことは中山谷川、大代谷川とも上流から改修がなされております。下流からくるというのが本当にいいんだと思いますけれどもやはり色々都合もあったと思いますが、あの改修を通じて水がどっと新池川に流入する、待ったなしにくるというので、新池川の堤防というのは斉田発の堤防が約二百五十年前徳川中期につくられた堤防であり、南岸の堤防はあのほめたたえられているところの今度の台風でも助かった輪中堤というように、次から次へと前へ埋めだして堤防をつくっていった、前の新池川の堤防ができるとうしろの堤防をそのまま残しておれば危険度はある程度少ないのでございますけれども、残念ながら南岸の方のうしろの堤防はそれが一部を残して取り払われているということで、あの南海地震で全体の地盤沈下というものは五十センチというこういう低下で海に面したところは全部かさ上げが完了した。しかしながら、いままで二百何十年も前の堤防はかさ上げがあの南海地震以後していないということが今度の新池川の、これ森議員の言葉を借りれば総越しした、堤防を越したとこういうことで決壊はしないけれどもそういう状態がおこっておるということは、決壊箇所をまず優先して改修していくけれども。総越ししたかさ上げについてはあまり大事には考えておらないのが現状でなかろうか、かように思います。 私は、私の質問に入る前にちょっと図を書いたのでありますが、南岸の堤防というのはこのような石積みでコンクリートでこちらでございますが、赤線下でございますが、この堤防のうしろがささえているようなところが水路でございましてこれが次第に侵食されてこういう形になっております。堤防というものは.うしろのささえがつっぱりがあってはじめて堤防というものは強いので、これが北岸の斉田発堤防ではこういうふうな流れで、やはり同じようなこういうふうな切り込みがあります。これは非常に堤防を弱くしているのが現況であります。塩田の方々はよく内堤の内側に水をためないように一生懸命排水しなければ堤防は持たないということで、ここは内側に水がある堤防でございますのですなわち私が調べたところですが、こういう堤防になっております。 これは学説においてはまずうしろへ足をだすということは堤防を強くするということで、非常に最近とみに堤防に対する考え方をこの際強調しておいて、今後の改修の力点をどこにおくかということを考えていただきたい。 なお、耕地課長からはそれが北岸には洪水堤をおくということでございますので、その計画もよしでございますが、さらに冬期の流入をはかっていくような積極性をもっていただきたい。 なお、環境課長の答弁では三月までにまたやりたい、こういうことでございますけれども、冬期の調査を三月だけでなくしてそれ以前からああいう魚の変死の原因、新池川の変色、こういうことがどう変化なっていくかという分析調査をつっこんで、少なくとも冬期間これを繰返してやっていただくことを希望いたします。 なお、次に教育行政でございますが、誠に教育委員長は正直でよろしい、よろしいけれども私のいわんとするのは教育委員の中にはそれぞれ個性があってそれぞれ意見が違いましょう。教育委員長がこれを中をとって決裁をした以上は、一丸となって教育行政にあたるというのが教育委員会のあり方でございます。少なくとも七月四日の約束というものは議会に対し、また市民に対して約束したということと私は解釈しております。これが最後までそういう状態が続いたかという答弁に対してのあなたの答弁は当を得ていない。事実であれば、これは私は教育委員会に対してもう一度考えなおさなければならない。こういうふうに考えます。 私は、片岡委員長は誠にまじめでかわってからなんの問題も起さずピタリと押えてよくこなしてきた、そのように評価しておりますが、そのようなことで答弁が私の考えと違った答弁がでるのであれば、これはまたあなたの評価も変ってくると思います。これは一つこの一年はあなたはまじめにそういう個性のある人を押えてきたということを一つ答弁の中に伺いたいとかように思って質問したわけでございますので、もう一皮最後の一年は立派な教育委員会であったというふうな答が願えるんであったら私は幸いでございます。     〔教育委員長 片岡 賢君登壇〕 ◎教育委員長(片岡賢君) お答えをいたします。昨年の七月四日の議会におきまして、前委員長と教育長がそのように絶対問題がおこらないように教育行政を進めていきますというふうなことをいわれております。私は昨年の会議録をもっておりますが、全部読ませていただきました。なるほどそれに近いようなことは確かに残っております。しかし、私は正直に申し上げたのでございまして、委員一人一人が意見が違うがあんたが委員長として一年間その調整をしてきたかということでございますが、さきほども申し上げましたように私は微力でございますが一生懸命やってきたつもりでございます。しかし力たらずでその残念であったことにはまあいまもかわりございません。     「発言取り消し」確認書というものをこしらえております。この確認書というものはお互いが教育委員、各課長が三日、四日と集まりまして不十分さを認めてから正しい方向にもっていこうじゃないかということで、真剣にお互いを反省をして書いております。スムーズにいっておるならばそのような確認書までも書かいでもよかったのではなかろうかということでございます。 まことに申しわけないのでございますがいまもかわりございません。今後はこのようなことのないように懸命に努力することを再度申し上げまして答弁といたします。 ○議長(大端茂雄君) 小休いたします。     午後 一時四十五分 休憩     午後 一時四十九分 開議 ○議長(大端茂雄君) 再開いたします。     〔教育委員長 片岡 貿君登壇〕 ◎教育委員長(片岡賢君) ただいま私のお答えいたしましたなかの確認書の問題は不適当でありますのでのぞきます。 なお、今後さきほども昨日も申し上げましたが、本当に民主的なる教育行政がおこなえることを強く皆様にお約束いたしたいと思います。以上です。     〔三番 平松章生君登壇〕 ◆三番(平松章生君) ただいまの教育委員長の答弁は少し前進したような感じを受けますけれども、私の教育委員会に対する本意は十分伝わっておらないというふうに感じてこれはもうしようがないので打切ります。今日は。 最後に市長に新池川の問題ならびに教育委員会のあり方、率直にしめくくったご答弁を願って私の質問を打切りたいとかように思います。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えをいたします。まず新池川の問題でございますが土木課長なり耕地課長が申しましたように県の方で計画をたてております。そこでこの計画が早く実行できますように県の方、ならびに国の方へ要望いたしまして、台風の時も安心できるように、そしてあの水質がきれいになるように私も努力を続けたいというふうに考えておるのでございます。 教育委員会の問題ですが、先日来色々と問題がございますけれども、私のみた目では学校運営そのもの、また社会教育の面におきましてもとにかく前進はしておるという感じはもっておるのでございます。ただ願わくば委員長以下職員全員が一丸となって鳴門市の教育振興ということを真剣に考えてこれと取組んでいただきたい。こういうふうに私は考えておるのでございます。以上でございます。     〔三番 平松章生君登壇〕 ◆三番(平松章生君) 以上をもって質問を打ち切ります。 ○議長(大端茂雄君)  一、土木行政について 二、都市計画行政について             十二番 野崎博文君     〔十二番 野崎博文君登壇〕 ◆十二番(野崎博文君) 先般の台風十七号によるところの甚大な被害の中で大谷川はじめ各河川の決壊、氾濫によって、前段それぞれ質問があられたように予想しなかった被害を受けたわけでございます。 そういうようなことで毎年の低地帯の排水ということについては、なんだかぼやけたような感じがいたしますけれども、昨日発表されましたところの市内の二十億からなるところの被害の中で、特に低地帯撫養町の川西地区は床上浸水床下浸水合せて約七百戸ございます。すなわち斉田、南浜の一部と桑島、黒崎という地域にわけられますけれどもこの問題につきましては、かねがね土木課長の方にも再々申し入れもいたしましたし、またこれに対するところの対処策も考えてはくれているとは思いますけれども、過半のこの十七号の台風の結果によるところの状況をみてみました場合には、やはり都市計画、いわゆる前浜、塩田、現在行われております中水尾川の改修、区画整理に伴うこれによるところの旧塩田の総面横が九十二へクタールございます。こういうようなことで低地域のいわゆるその小鳴門海峡や撫養川の川口にポンプ排水するところの状況というものは、土木行政上において逐年増強されつつありますけれども、依然としてさきほども申し上げましたような浸水家屋の被害がでていることはいなめない事実でございます。 特に斉田地域では、鳴高の周辺から撫養小学校に至るまでの間が五十センチ、乃至七十センチの浸水、黒崎地域におきましても同じような状態、また桑島においても光徳寺から桑島小学校に至る間、中の組、東組、北の組といった具合に私がここ二十年あまりの状態を静かにふりかえってみました時に、なるほどさきほど申し上げましたようにポンプ排水によるところの強化排水対策で滞水の時間は短かくなっておりますが、依然としてその排水の状態というものは限りないわけでございます。 こういったことで、再三土木課長にも申し入れはいたしておりますが、そういった排水対策、特に主たる幹線排水路の整備というものは、いまだに旧桑島住宅の地域ではなされていないような状態でございます。 特に、私が二年か三年ほど前にこの一般質問において桑島の外周における中水尾の整備、前浜の塩田の埋立てが実現した暁にはそういう周辺の住宅地域は、すり鉢の底の状態になるというようなことを申し上げたことがございますが、そういった現象がこの前浜、中水尾の整備が進むにつれて昨年ぐらいからその住宅地区、特に低地域に弊害がでてまいっております。こういうような問題について土木課長の今後にたいするところの対策のご意向を承りたいと思います。 次に、第二点都市計画行政についてでございますが、ただいま申し上げましたようにその都市計画は、ご承知の九十二ヘクタールの塩田が従来は遊水地帯となって付近の水を全部かかえておったわけでございます。ところがこうした三、四年間はかかる計画と伺っておりますが、中水尾川の整備計画の完結するその後において、この現在のままの計画の実施では弊害がでてくるのではなかろうかという懸念をもっておりますL、特に昨年あたりから静かにその状態をみてみますと、埋立てられたところの前浜、あるいは中水尾方面から桑島、旧住宅、現在の住宅でございますけれども、中心街にどんどんと水が流れ込んでおります。道路が水路のような状態になって流れ込んできております。特にこの間の十七号台風の判断からいたしますと潮位の満潮位が九時でございました。その中途のたしか十日の日でございましたが、土木課の職員にきていただいて一緒に午後三時頃に関係地域を廻ったわけでございます。そういたしますと川口におけるところのポンプ排水場はポンプを止めてしまって自然排水、いわゆる樋門をとっぱなしてどんどんと水ははやっておりますし、その周辺はなんら浸水の関係もございませんが、しかしさきほども指摘いたしましたところの関係地域では依然として床下浸水がございました。その道路面に約三十センチ乃至五十センチの浸水の状態であったわけでございます。 こうしたことで都市計画行政によるところの弊害、計画法の目的に示されておりますように都市の健全な発展と秩序ある整備が均衡を保つというようなことで、これがひいては公共福祉の増進に寄与するのであるというのが都市計画法の精神でございますけれども、私が現在判断した時点ではそういったところの都市計画実施につきましての内容というものがかえって全般ではございませんが、従来の特に低地域においてはそういった弊害を生んでいるというような事実がございますけれども、こうした諸問題について都市計画課長の今後に対するところの計画なりその実施についての方針を伺いたいと思います。     〔土木課長 野間繁満君登壇〕 ◎土木課長野間繁満君) お答えします。排水対策としまして現在まではポンプの増設に力を入れてきましたが、まだポンプの増設も十分ではございませんが、今後は撫養中水尾川を中心に中央水路の整備に重点を置いて整備を進めていきたいと思っております。以上です。     〔都市計画課長 森岡仁夫君登壇〕 ◎都市計画課長森岡仁夫君) 都市計画を実施する上の方針をというご質問でございましたが、中水尾に関連した周辺の低地区、これらにつきましても優先的に塩田の中の水路をもって外周の水を中央にもってくるということに努めて取り上げてやっております。いずれもそういった事業との整合性でございますが、時期的な問題もございまして、ただいまは過渡期でございますので完全ということごはざいませんけれども、この事業完成時までにはそういった水路の整備、ポンプ増強が実施されますと浸水の対策は達成されるのではないかと、そういうふうに考えておりますし、中水尾の組合事業につきましてもそういう排水のネックになるところを優先的に先行してやっておるつもりでございます。今後ともそういったような方針で早く排除したいという気持でございます。以上。     〔十二番 野崎博文君登壇〕 ◆十二番(野崎博文君) ただいま土木課長また都市計画課長からそれぞれ答弁がございましたけれども、私はこのただいまの土木課長の答弁にたいしてさらに答えのありました中水尾整備に重点をおかれるのであるというようなことを申されましたが、中水尾の整備というものはご承知のように都市計画が主としてやっておられるところの地域でございます。私が申し上げましたのは従来の桑島の住宅地域がご承知と思いますが都市計画によって造成したところの塩田、旧塩田地域よりも三十センチ乃至五十センチ低いわけでございます。従いまして、さきほども申しましたようにちょうどすり鉢の底みたいな状態になっておるわけでございます。従いまして、私がこれもこの雨期に入るまでに主たる幹線の整備をお願いしたいということで土木課にも再々足を運んだわけでございます。さきほどお答えがございましたのは、中水尾川の整備に重点を入れるというようなことでございますが、私のいま申しておりますのは従来の住宅地域をどう改良し、どう対策をされるかという点についてあらためてお願いを願いたいと思います。 なお、合せて過半この十七号台風の影響がではじめた九日の午後であったかと思いますが、市長からポンプの威力によって非常にその従来にないような状態で排水がなされておるというお話があったわけでございますが、私は即座に答えました。床下浸水がこういうような状態であるということで答えたわけでございますけれども、どなたから市長にそういった言葉を報告されたのか、それは私は存じませんが、少なくともさきほど申し上げましたところの地域は二百戸あまりの家庭はすでに床下、床上の浸水があるわけです。こういうような状態を把握せずに、ただ市長のもとにポンプの威力で全然被害がないんだというような報告がなされているということは極めて残念に思います。 こうしたことでご承知のように現在美奈都橋、都市計画関係によるところの美奈都橋、ポンプ場、藻塩橋、八千代橋、さらには、辷岩、大桑島とこれに加えて関係地域では黒崎、南浜のポンプ場も排水ポンプ場もございますけれども、これが撫養町川西地区の主たる中心街の排水の状態でございます。 都市計画課長の答弁の中で、今後そういった計画の中で十分とはいかないけれどもそういうようなことのないように計画を進めていきたい、実施していきたいという答弁でございましたが、すでにこの七つの排水ポンプ場のうちでもうすでに何年か前にそれぞれ整備充実されております内の三地区が、いわゆる美奈登橋においてはあと一基すえられるというような増設の予定でございます。藻塩橋におきましても同じ計画でございます。さらに、辷岩排水場ではいわゆる漁連の東側でございますが、これは二基の上にさらに一基計画がされております。辷岩の場合は本年度に二つが完成したばかりでございますので、あとの増設計画はただちにというわけにはまいらないと思いますけれども前段の美奈登橋、藻塩橋においてはすでに何年か前にその施設ができたわけでございますので、ちゃんとそういったところの対策上において計画がなされて、スペースもちゃんととって機械も据え付けられたらいいような状態になっておりながらいまだにこれができておらないわけでございます。 もしこれがそういったところのそれぞれ倍増されたところの排水能力ができるとするならば、今度の十七号台風によるところのあの浸水やらそういったところの被害がもう少し小さい程度に止められたのではないかという感じがするわけでございますが、こういった面について土木課長都市計画課長の再度のご答弁を願いたいと思います。     〔土木課長 野間繁満君登壇〕 ◎土木課長野間繁満君) 中水尾川が撫養町西部の中心であるということで代表して名前をあげたのでございまして、水路の整備につきましては撫養中水尾川だけをするというのではございません。それぞれ水尾の口にポンプが一応というと語弊があるかも知りませんが一応増設になっております。 現況をみますと水路の方がネックになっておる次第でございます。今後は水路に重点をおいて改修していきたいと考えておるわけでございます。 それと藻塩橋については、当初は塩田があった時代でございますが、当初十基の計画でございましたがまだ半分か入っておらんということで、これもおいおいに増強していくということで遅れておりますが、来年度もよく相談しまして増設する計画をたてております。ほかにも南浜、辷岩にはまだ増設の余地を残しておりますので水路の整備と平行して補強していきたいと考えております。     〔都市計画課長 森岡仁夫君登壇〕 ◎都市計画課長森岡仁夫君) お答えいたします。さきほど土木課長が申し上げましたとおり、ポンプがいかにかかっておろうとも奥からの水路がネックになりまして現実には黒崎あたりにはポンプ場がひいているのに滝のように流れてくるということで、これらの現象は水路の整備ができていないということでこれらのものを相まってポンプの効率を十分にあげていきたいという方向でそういう覚悟でございます。以上でございます。     〔十二番 野崎博文君登壇〕 ◆十二番(野崎博文君) それぞれ答弁をいただいたわけでございますが、ご承知のように現在あいなかばでございますが、中水尾川の整備、区画整備がどんどん進行中にもかかわらずすでに中高層の住宅がさらには市営住宅が現在もうまもなく市長の答弁では完成するという、また次にもう一棟建てられるような計画でございますけれども、こうしたところの都市化していく中にありまして特に従来の住宅地域はさきほど申し上げましたところの斉田、桑島、黒崎とこういったところの従来の住宅地域は新しい計画の土地よりもうんと低くなってまいります。従いましてこれからの問題は、そうしたところのさきほど申し上げましたところの主たる幹線排水路の整備とお答えのようにポンプ排水の効率を高めていくということにほかならないと思います。 いずれにいたしましてもこうしたことが、さきほど申し上げましたようにわれわれが二十年こうらいその地域の状態をつぶさに考えて見ました時になんだか前進したような状態が見られない。もちろん全般ではございませんが、特に低い地域におきましては、依然として何十年も前の状態そのままの姿でございます。こうしたことを特に土木行政並びに都市計画行政の中に反映されまして、法の精神にもございますように、健康で文化的な都市生活とその機能的な都市活動が確保できますように、良好な都市環境を形成していただくように新ためてお願いするとともに、今度のこの十七号台風によっての数々の教訓をいかされるとともに、ことわざにもございますように千丈の堤も蟻の一穴からくずれさるという言葉がございます。こうしたことを十分念頭におかれましてそれぞれの土木並びに都市計画行政の今後に六万三千市民が真に願うところの行政を行って地域住民の要望に応えていただきたいと思うわけでございます。以上を申し述べまして私の質問をおえたいと思います。 ○議長(大端茂雄君) 小休いたします。     午後 二時十五分.休憩     午後 二時三十五分 開議 ○議長(大端茂雄君) 再開いたします。 一、災害対策について 二、環境対策について             二十一番 矢野善治君     〔二十一番 矢野善治君登壇〕 ◆二十一番(矢野善治君) ただいま読み上げていただきました事項に基づきまして逐次質問をいたしたいと思うわけでございます。 第一点の災害対策についてでございますが、この問題につきましては、先日来からそれぞれ議員が立場、立場からその対策等につきまして、理事者に問いただし、ある程度の確約を受けておるというような気がいたすわけでございますが、なにさまこの度の十七号台風に伴います集中豪雨の災害と申しますものは、鳴門市全般を見ましても河川をかかえております山、あるいはそれに直面しておりますところの耕作地域、各地帯等が甚大な被害をこうむっていることがうかがえるわけでございます。 過日担当委員会といたしましても災害直後現地の状態を視察してまいったわけでございますが、特に樋殿谷川の奥、大谷川の奥、あるいは中山谷川、大代谷川の奥の山間地帯におきましては、その被害が甚大であるということは、特に担当課の課長あるいはそれを実地に災害視察にいきました諸君には、その無惨さがありありと印象づけられていることだろうと思うわけでございます。 そこで市長も議案説明の中でこれらの復旧対策等につきましては、災害救助法の適用がなされており、激甚地の指定を受けて融資の制度も確立し、速やかに応急対策をはかっていきたいということをおっしゃられておるわけでございますが、特にさきほども申し上げましたようにそうした河川の改修等につきましては、国の補助あるいは県単事業でやっていただけるという確信はあるやにうかがえるわけでございますが、さきほども申し上げましたそれらの上流に付随する農耕地、あるいは小さな河川等につきましては、これが復旧は市単でやらなければならない状態があるやに思うわけでございます。 特に中山、大池を起点といたしまして、あの上流地帯は四十六年災の災害によりまして四年五年の日月を経まして、ようやく全線改修できたということになっておりますが、このたびは市長も申されておりますように人災よりか天災によるところの災害であったというように申されております。私も年寄等から聞きまして六十何年ぶりの水であったということ、すなわち天災に属するものであると思っておるわけでございますが、そういう六十何年かに一度の水であったために大きな農耕地に対する被害をこうむったわけでございます。 さきほども申し上げましたようにこれらの復興につきましては、国の融資、利子補給制度の資金利用によりましてある程度の復興に活用できるわけでございますが、農耕地等につきましてはその現場の被害状態あるいは個所付け等によりまして、これは四十六年災害当時の例でございますが、最後は自分自身が耕地事業の資金の枠の中で自分の田畑を復興したという例がございます。かた一方ではそうした国、県費を使いながら、なるほど個人財産は自分で守るんだということはいわれますが、今度の場合は天災であります。そういう時点から考えましてある程度のこれらに対する被災者に対する市独自の考え方が必要でなかろうかと思うわけでございます。そういう点につきまして私は十分その災害等におきますところの補助の対象とかを十分把握しておりませんので、これらの復興につきまして耕地課長からそうした基準等をお聞かせ願ったらと思うわけでございます。 それから特にこの九月二十五日の朝日新聞にも載っておるわけでございますが、特に本市といたしましては、農産物の特産品として芋、大根、果樹につきましては梨というものが、特に市長の農政にたいする深いご理解とご協力がありまして長十郎梨を切り替え、わせ梨の新品種の苗木の購入等につきましては多額な補助金をいただきまして、これが振興に拍車をかけているのが現状でございますが、さきほども申し上げましたようにご承知のように平担部の梨と山間部の梨があるわけでございますが、山間部につきましては再起不能の状態もでておりますし、特に急傾斜地におきましてはご承知のように単年作物でございませんので、新植すれば十年乃至十五年の資本を投入しつづけなければならないのが梨栽培の常識でございます。そういう観点からこの梨栽培の復興に対する所信のほどをお聞かせ願えたら幸いだと思うわけでございます。 次に環境保全についてでございますが、特にこの問題につきましては、これは朝日新聞八月二十五日付で載っておったわけでございますが、さきほど環境課長のご説明を聞きまして一応説明ではそうした原因はないということをはっきり申されておったわけでございますが、この新聞にはし尿処理の汚水も原因という見出しで市の手で川の汚染を進めていたということが明らかになったというこういう字句が入っておるわけでございます。この点についてさきほど環境課長から答弁がございましたけれどもこの記事を見た瞬間やはり市民は、特に新池川流域の人はやはり市がよごしておったということをさらに印象を深めたように私は思うわけでございます。 さきほども課長の方から色々説明があったわけでございますが、私はあの説明を聞きまして水銀がいくらある、汚泥がいくらある、チッソがいくらと具体的にわかりやすく、基準がなんほであったかということをさらに詳しくご報告を願いまして、次の質問に移りたいと思うわけでございます。     〔耕地課長 森谷貞夫君登壇〕 ◎耕地課長(森谷貞夫君) お答えいたします。私の方で相当いたしております農地並びに農業用施設の災害復旧でございますが、これにつきましては採択基準によりまして両方とも一件工事十万以上が国庫補助の対象になるわけでございます。ただし五十米以内でつらなっている場合は、一件工事としてできますのでできるだけ一件工事が十万円以上になるように提案してみたいというふうに考えております。 実は、来月十八日に第一次の県の査定が入りますので個所も多うございますので、三回か五回にわけて入るようになると思いますが、できるだけ農家負担のかからをいようにしたいというふうに考えておるわけでございます。 それとお話がございました梨の樹園地の崩壊等の事業でございますが、これにつきましては農地防災事業という制度がございましてこれに採択されますと、県営事業でやってもらえるわけでもございますが、樹園地で二十ヘクタール以上の団地ということになっております。 補助率は国が五十パーセント、県が二十五パーセントの基準になっております。これも例えば木津中山なら中山で二十ヘクタール、大代なら大代で二十ヘクタールとある団地が形成されておらないと県営で採択されない恰好になっておりますので、被害を受けた地域でそういうご希望の方がまとまって下さればそういうような事業にもっていきたいというふうに考えている次第でございます。以上でございます。     〔環境課長 高田賢次郎君登壇〕 ◎環境課長(高田賢次郎君) お答えいたします。さきほどの中で一応化学符号を使ったということで具体的な説明をということになったと思いますが、それにつきましてご説明申し上げていきたいと思いますが、一応五月二十八日に実施しましたデータ一につきましてはさきほどご説明を申し上げておりますが、一般項目といたしましてはSSの浮遊物質関係でございますが、これらにつきましては基準が五十PPMから六十PPM以下ということになっておりますが、この時点でもこれが一割の五PPMであったということであります。 BODの生物科学的な酸素要求量でございますが、これらにつきましてはさきほどご説明しましたように高い数値がでております。それは五PPM以下というものが十六・三ということでございまして、COD関係についてはこれは化学的な酸素要求量のことでございまして、二十七・三でこれも六PPM以下というものの数値からしまして生物科学にしましても倍以上の数値がでているということでございます。 ペーハー塩素イオン関係でございますが、これは非常に条件的にも悪い時期であったわけでございますが、これらにつきましてはやや満足すべき数値がでているということがいえると思います。と申しますのは中性的なもので七という指標がでておるわけでございますが、ここも七オーダーという台ででておるということになっております。     〔議長(大端茂雄 君) 課長、あのさっきのことをまた説明しよるで、重複せんようにというてあるので、いますんだところなのでそういう無駄な時間を使わずに。〕 それでさきほど申し上げましたCODとかBODという化学符号のを日本語になおしたぶんでご説明もしたので、そのあとの硝酸塩チッソなりアンモニアチッソにつきまして日本語で申し上げたのでこれは申しません。 それから重金関係、それから農薬関係につきましても水質それから魚体とも不検出でございまして、重化物だけが〇・一から〇・ニのPPMで〇・一、〇・ニ、ニケ所ずつでておりまして、五検体やっておりますが一ケ所は不検出ということになって、残留農薬につきましては不検出でございます。さきほど〇・一から〇・二と申し上げたのはいわゆるバックランドを差引きした場合には不検出またはそれ以下という数値になってまいります。以上でございます。     〔議長(大端茂雄 君) 課長、衛生センターの水、排水で汚されているという印象を受けとるからそれはどんなんか、それが肝心な質問でそれをもういっぺん。〕 ◎環境課長(高田賢次郎君) 失礼しました。さきほど新池川の汚染はセンターのによるのではないかということの記事についてのご質問があったわけでございますが、これにつきましては午前中のなかでお答え申し上げたわけでございますが、そのほかに申し上げられますことは衛生センターの処理基準、放流水の基準が三十PPMというお話を申し上げております。それでいきますと一番状態の悪かった時期でBODの寸期が十六・三ということで三十乃至五十のPPMになるのでなかろうかということになってまいりますと、新聞で報道されておりましたのは、排水口周辺の水質にチッソ分が百でセンターでないのかということであったと思うわけでございますが、一応その周辺にも……百がすべて衛生センターではないというふうに私達は考えております。     〔二十一番 矢野善治君登壇〕 ◆二十一番(矢野善治君) 災害対策についてでございますが、さきほど耕地課長からそれぞれのそうした補助金のつく方法、工事の内容等について説明があったわけでございまして、われわれ耕作者の一員といたしましてもある程度今度の災害復旧に対するめどがついた感じもいたすわけでございますが、さきほどのご答弁をいただいたなかにもありましたように、やはり大勢の耕作者が一致しなければそうした適用が受けられないという一つの法的な法則がございます。一応われわれの立場におきましてはそうした傾斜地における梨栽培等につきましては、特に昨今の農業形態の中でやはり農業後継者がああした政府の指導機関あるいはそうした面の行政のゆきとどいておるなかにもかかわりませず後継者の至難な状態の農業の時代でございます。ましてやさきほど申し上げましたように永年作物でありますと、これを育成していくためには相当な期間がかかります。そういうことで色々なそうした枠の中にはめるにつきましては、非常な努力と苦労が伴うように思われるわけでございまして、できるならばそうした取り残された農地の果樹園の復興につきましては、耕地事業の枠も財政的な問題もございますのでそうした取り残された方々の救済対策について、特に耕地事業でやります二割五分の負担を負ってでもそうした復旧をやってもらいたいという希望者がでてきた場合、市長としてどのような対策をたてられておるのかこれをお聞かせ願いたいわけでございます。 また、環境保全の問題についてでございますが、さきほども課長から、またさきの平松議員の質問を通じてある程度把握しておるわけでございますが、特に衛生センター排水口につきましてはアンモニアがやはり基準以上にあるということもある程度確認されておるというごとでございます。 ご承知のようにただいままでのそうした処理水の排水の問題等につきましては、一応私が聞いております範囲では色を除去し、チッソを抜くということは開発途上であり至難な問題であると聞いておりますが、たとえ基準以下でありましてもご承知のように新池川は流れ川でございません。やはりその付近にいたたまり、それが一つの原因を作っておるのではないかという気持がするわけでございまして、そうした点からこの新聞にも書かれておりますように、市としてもこれがやはり何らかの対策を示すことによってその地域住民の理解を深めるゆえんになろうかと思いますので、この点につきまして賢明なる市長のご答弁をお願いするわけでございます。 また、特にこの度の十七号台風関係によりましてし尿あるいは塵芥の集積が一度に短期間に現在のセンター内に持込まれております。過日、市長がどなたかの質問者に対しまして、用地を物色しておったけれどもその物色地は不適当でありいまの土地が適当であるというような答弁があったやに記憶しておるわけでございますが、そうしたことで特に現場を見ました場合、今の敷地内では産業廃棄物をはじめこの度の災害によりますところの処理そのものができにくいという状態がみられるわけでございまして、この点担当課長としては十分努力している点は認められるわけでございますが、この度の特に塵芥焼却場の施設改善費として一億いくらが予算化されておりますが、これは私はあえて市長に進言したいと思うわけでございますが、市長もあの地区民との覚書によりまして、過日の新聞にも載っておりましたが徳島市し尿処理場の問題で補正予算の計上も地区民の了承が得られないから取り下げたという記事が載っておりました。えてしてああした覚書を書きました地区民、あるいは市長と約束しました立場の住民は、そうした施設を改良することによってあの位置を絶対離れないんだという意識がいまだにかなりあり、また、反対意見がでてくるのではないかという憂いのあまりあえて質問申し上げたのでございます。 この点そうしたことを含めて今度の改良事業にのり出しておるのか、予算化しておるのか、この点お聞きしたいわけでございます。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。取り残された樹園地の救済対策でございますが、取り残されないように努力をしていただきたい。なおさきほど耕地課長が申しましたようにそれぞれ国、県の補助金があるのだからこれをできるだけみんなで有効に使っていただきたい。それがたりなければ融資の方法もあるんだからその方も斡旋いたしたい。 ただその天災だから市がみなやれ、こういう気持は一つ考えなおしてもらいたいと思います。やっぱり災害は自分の災害は自分でなおす、こういう気持で努力していただきたいと思います。 それから環境保全の問題ですが、し尿処理場の放水口、あすこにアンモニアが沢山ある、こういうお話でございますけれども、できるだけ少なくするように努力はいたしたいと思います。 それから十七号台風によりましてかなりその塵芥がでましたそれを随分集積はいたしておりますが、これも順次処理はしなければならないと思います。 今度塵芥焼却場の修理費にかなり予算を計上いたしております。なるほど五年以内に移転しましょうという約束はいたしておりますが、移転するのだからそのままでどうでもよいんだこういうわけにはいかない。やはり移転するまでの期間内、これはできるだけ塵芥のよく燃えるようにスムーズに処理ができるように努めなければならないと思います。そのために予算を計上しておるのだからこれに反対するのなら放っとかなしようがない、そういうわけにはいきませんので協力は願いたいと思います。 それから移転場所につきましては、昨日の質問に対しまして私達の予定しておりましたところみんな災害を受けて不適当だということで、ああいうところへ施設をつくったら道路がこわれてしもうてそれで運ぶことができん。だからその考えたらいまの場所が一番いいんだけれどもなんとかもういっぺん考えなおしてくれんだろうかというのが私の気持だけれども、しかしこれも難しいかもしれない、それでまた次の安全な場所を物色しなければならないと思っております。災害があった場合に道路が崩れたり、ごみが運べなかったりするようなところでは、これはその私は場所は悪いと思います。だから災害があっても市内の災害があれば随分と塵がでるんだからこれを運んでいけるような場所を選定する必要があると思うのでございます。それで地区の方々ももう少しご協力をお願い申し上げたいというのが私の気持でございます。以上でございます。     〔二十一番 矢野善治君登壇〕 ◆二十一番(矢野善治君) 災害対策につきましては市長から一応確約をいただいたわけでございますが、特にこの度の被害状況を見てまいりました場合、わが鳴門市におきましては二十億いくらという金額がだされておりますが、その中で農林関係が四十パーセントを占める八億六千八百いくらという金額をみてもいかに災害の被害が甚大であったかということが伺えるわけでございます。さきほども申しましたように取り残される耕作者のないように市長のご英断をお待ちしている次第でございます。 次にセンター関係でございますが、さきほど市長も申されておりましたが、私があえて取り上げましたのは、むこうへかわるから施設をしないんだというような考え方は私は申し上げておりません。私は毎回申し上げておりますようにどこの地区でもやはりああいう施設であったら協力してもらえるなあという改造はしてもらいたいということを常に申し上げておるわけでございまして、こうした問題につきましてはどことも色々な問題を起しております。 特にこのたびの予算化の問題につきましても地元の了解を得る必要があるように私は思いましたから、あえて質問を申し上げたわけでございましてこの点特にその担当課、あるいは理事者の方々には地区民を納得さすという方向で一つご努力をお願いいたしたいと思うわけでございます。以上で私の質問を終わります。 ○議長(大端茂雄君)  一。土木行政いついて 二、教育行政について             二十九番 富田耕作君     〔二十九番 富田耕作君登壇〕 ◆二十九番(富田耕作君) 議長より発言のお許しを賜わりましたので通告に従いましてご質問申し上げたいと思います。 まず最初に河川の管理についてでございます。もう各会派の代表質問、またさきにたたれました先輩議員のご質問で十七号台風のことは相当いいつくされていると思いますが、私は河川の管理、特にこの河川の管理でも国の管理が一つ、県の管理が十六、市の管理が二十二、一米以上の普通河川というのは数知れずだそうでございます。私はこの中から県管理の河川、この十六河川にしぼって質問申し上げたいと思います。 十七号台風の被害の相当ひどいところを考えてみますと全部県管理の河川の氾濫または堤防の決壊による被害がこの十七号台風の被害の中での大部分を占めているのではないかと私は思考いたします。この原因はこの県河川の氾濫、決壊の原因はなにかと考えてみますと県行政の貧弱、貧困ですか、それとずさんなる河川の管理、また地元民の意志を無視した無謀なる工事、この三点が今回の大きな被害の一番大きな原因、色々と原因もあるでしょう。また十二日ですか、十二日に降った雨なんかは天災というほか仕方がないと思いますが、八日の雨でございます。これは大体二百ミリと聞き及んでおりますが、この二百ミリの八日の時にすでに県管理の河川は氾濫、決壊して相当な被害を出しております。十二日の降雨量は四百ミリとか四百五十ミリとかいわれておりますが、十二日の豪雨におきましてはなにをかいわんやでございまして各河川とも氾濫し非常な被害を出しております。 まず身近な例で恐縮でございますが明神川を例にとってみますと、十二日の雨には明神川両岸の流域ですね、両岸には約二百五十戸の戸数があると思っておりますがその戸数の九十パーセントに近い家屋が床上浸水、特に低い所では天井近くまで水がきたそうでございます。床下浸水はほんのわずか、大部分が床上浸水、また水の入っていない家と申しますのは最近改築されて地盤をぐっと高くした家屋六軒だけであります。あとの九十パーセント大部分は床上浸水でございます。 これの原因はもちろん明神川の氾濫にほかならないのでございます。前段原因を県行政の貧弱、貧困と私はちょっときつい表現で申し上げましたが、これ明神川の例でございますが、改修を再三県に地元民は陳情をいたしております。やってくれました。国道十一号線より下に約六十米位二年間でやってくれまして、あとはほったらかしでございます。いまだなんにも手をつけてくれておりません。またずさんなる管理とさきほど前段申し上げましたが、このずさんなる管理、これは川底が非常に上から土や石が流れてきて高くなっている。それを県へ再三、再四地区民がなんとか上流を掘って下さいと陳情いたしました。なるほど県もやってくれました。たった一日ユンボでちょこ、ちょこ、ちょこ上をかいた程度で川底の掃除をやってくれました。 それから無謀なる地区住民の意見を無視した無謀なる工事と申しますのは、中山からおりて県道、これが十一号線と取り合いますそこのところの架橋でございます。川幅をちぢめまして道路を広くして、そして非常に橋桁の厚いコンクリートの厚い橋をしかもはすにかけております。ある程度流れを止めるようなこういう恰好に広くはございませんがやっております。 こういう県の河川改修の原因によりまして、いままでどれだけ大きい大雨が降っても入ったことのない、水の入ったことのない一番高い家、これは古いお方はご存知でございますが、前議員の岸さんのお宅でございます。坂の途中、中腹にございまして水なんか入ったことはございません。あそこが床上でございます。おして知るべしでございます。このような河川の管理の維持について私は非常に大きい問題点があると思います。 そこで質問に入りますが、土木課長に質問いたします。土木課長はこの先段申し上げました十六あります県管理の河川、これの専門的用語は知りませんが許容水量とでも申しますか、この川は何ミリの雨が降ったらこの程度までくるという水量、許容水量の計算をされたことがありますか、また通水してこれへ水がスムーズに流れるか、それとも川が曲っていてどのへんに力が加わるとか、色々と県管理の河川を検討されたことがあるか、どうか、ございましたらご報告賜りたいし、もしなかったら今後そういうようなことをするご計画ありやいなや、ご返答をお願いいたします。 次に市長にご質問申し上げます。昨日の誠友会代表の上田議員の質問に対しまして、河川は県の河川であろうと市の河川であろうと抜本的に改修を考えてみると申されましたが、県管理の川の抜本的にされるのはどのようにするのですか。県は恐らく災害復旧で県はやられると思いますが、その時点でお互いディスカッションをしてやられるのか。その点ちょっと気になりますのでお尋ね申し上げます。河川に対しましては以上でごいます。 次に教育機器についてお尋ね申し上げたいと思います。この教育機器は皆さんもご存知のとおり、教育長が熱心に研究されておりまして教育長にご質問申し上げようと思っておりましたんですが、教育長は急な病のため出席されておりませんので、それで私の質問のしたいところの三分の一程度質問いたしますので教育委員会の方よろしくご答弁のほどお願いいたします。 資源の乏しいわが国は列強世界各国にどうして伍していくか、やはりわれわれの優秀なる大和民族の頭脳を百パーセント使ってそして資源を沢山もっている国に対抗せざるを得ないと思います。 その見地に立たれました市長は将来の市民、また国民である現在の義務教育の生徒に対して、優秀なる生徒になってほしいという見地から毎年市長に就任以来、恐らく毎年と思います。市の全体の予算の二十パーセント以上を教育費につぎこんでこられております。 特にこの機器教育と申しますと全国で恐らく最高でないかと私は思っております。その機器に対しましてただいまから質問に入るのですが、こういう立派な「教育の近代化を進める鳴門市」という立派なパンフレットを頂戴いたしております。この四十五頁、お持ちであればお開き願います。設備機器、設置機器というのがございます、それの機種カセットVTRとありますね、その次に二十型カラーテレビこれの機種と申しますか、製造メーカー製造元の名前、それと納入先の名前、これは全部いっていただかなくても結構です。二番目の三行目自動制御装置、それに加えるにL・Lそれの製造元、それと納入先、これをお答え願いたいと思います。 それともうー点今回の補正予算の中に教育費の中に教育機器整備事業費として小学校の部で二千百二十万円、中学校で八百七十九万三千円というこれが予算書に載っておりますが、これがどのように執行されるのか、どういう機械をお買いになるのか、それも詳しくなくても結構です。この約三千万に近い金額のゆくえをお示し願いたいと思います。以上でございます。     〔土木課長 野間繁満君登壇〕 ◎土木課長野間繁満君) 県河川の管理につきまして許容水量と申しますのは、...通水断面を検討されたかということでございますが、河川改修につきましては始める前には一応流域とか、量、平均雨量、計画水量等のデーターを出しまして河川の改修の巾とか深さ、延長をきめるものでございます。それでいままでに改修されました河川改修、並びに災害復旧関連等で改修されました板東谷川、大代谷川、中山谷川それに大谷谷川、さらに計画をしております樋殿谷川等につきましては県の方で検討しておりますので、それぞれの通水断面はわかります。 未改修の分につきましては私の方は検討しておりません。以上でございます。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。県管理の河川を抜本的に改修するということは、これは災害復旧といえば大体壊れたやつを元へ戻すのが災害復旧でございますが、それではまた再びこういう豪雨になった場合、切れてしまうから今度十七号ぐらい豪雨ではびくともせんような河川の全面改修をやりたいということを県とも話をし、県では設計ができておるのでございます。それを抜本的改修という言葉で表しているのでございます。 明神のあの川にしましてもいまお示しの斜めにかかっております橋のところ、あそこはもう裏の県道はあれをやめてしまって川に掘ってしまって壁のところへパラペットをつくればあそこに四軒家がありますがその家にも水が入らないようになるだろう。そしてまたそこが遊水地帯になりまして中山から水が落ちてきても一旦そこで受けてそして川へ流していけばある程度被害が防げるのではないかというようなことも考えて、もちろん県管理の県道であり、県管理の河川のことでもあるので県とも相談しなければ私が単独でするわけにはいかないので、再び災害が起らないような改修をやりたい。県と相談してやりたいとこういうふうに考えておるわけでございます。 それから教育機器の問題でございますが、機器整備の事業費、これを予算計上しておりますが、ご承知のようにそういう機器を使っておりますところと使わないところ、整備されているところ、整備されていないところの能力差がつくように感じたものだから、私は五十一年度の予算に無理して計上して全校その機器、視聴覚教室を作っておるのでございます。これが年度末近くには皆完成すると思いますが、六年生を卒業する人は一回でもこれを使わしてやりたいこういう気持でできるだけ機器の整備をやりたいということを考えておるのでございます。それには備品もいりますのでとりあえずいま計上しているだけのものを計上し、支払はまた来年に回す分もあるかもわかりません。五十二年度に回すものもあると思いますが、できる限りわれわれの方は整備をしてやりたいというこういう気持でやっているのでございます。     〔教育次長 田淵公一君登壇〕 ◎教育次長(田淵公一君) ご質問の教育機器の製造元とか、そういう問題につきましては学校教育課長の方から答弁させることにいたします。 なお、今回補正予算に計上いたしております機器の整備事業費でございますが、こ承知のように小学校が二千百二十万円、中学校八百七十九万三千円、幼稚園費七千円、合計三千万円でございます。当初予算の三千万を含めまして六千万円で今回建設中の視聴覚教室の関連機器の整備をいたしたいと考えておるわけでございます。 これで残りますのがテレビ教聴関係が若干残ることになるわけでございます。そういうような面に使用したいと思うわけでございます。     〔学校教育課長 井関重美君登壇〕 ◎学校教育課長(井関重美君) お尋ねのありました四十五頁の設置機器についてお答えを申し上げます。 製造元と納入先でありますが、二番目の二十型カラーテレビ、これが日立でございます。右側の五肢選択のアナライザー、これはリコーの製品でございます。そのほかに自動制御装置それと追加でL・Lとおっしゃられましたが、それは全部ソニーの製品でございます。納入先は徳島の有井電機から全部納入しております。以上でございます。     〔二十九番 富田耕作君登壇〕 ◆二十九番(富田耕作君) 再問いたします。県管理の河川の質問でございますが、市長より十分なるご答弁をいただきましたので打ち切りたいと思います。 次に教育機器の問題でございますが、ただいまの学校教育課長のご答弁によりますと、大部分ソニーに指定されておるんですが、ただ一つうなずけないのがこの二十型テレビのこれが日立、VTRがソニーなのにそれを写す本体が日立、これは恐らく機種決定は五年前にされたそうですからあなたはいらっしゃらないし、教育委員長もいらっしゃらないし、はたまた教育研究所の所長さんも七月になったそうでございますのでおりません。ですからこれはあまり...、ご病気の教育長のみお知りと思いますが、これは...そうですね、質問は省きます。ちょっとこの日立、ただ一つにひっかかるのでございますが。 次に全部これの納入先が有井電機になっております。有井電機は徳島の業者だったと聞き及んでおりますが鳴門市には電機屋はないのでしょうか。それは恐らく有井電機は私はよく知りませんが、代理店をとってりゃ納入価格も一般小売店より安く納入できると思いますが、二億円もの買物をするのですからこれは地元の業者から買ってやるのが当然な問題じゃないかと私は心得ます。 値段の違う分は教育委員会に地元の業者に対するなんとかいつも市長がおっしゃっております地場産業の育成につくしてやるというお気持があったら直接ソニーの本社の方に掛合ってお話しすれば、あんたのところは都合によったら止めてもよい。ナショナル、競合メーカーが沢山あるんですからそっちへ変るというぐらいの愛情があったら市内の業者も十分納入できるのでないかと思うのですが、教育委員会の方ではどのように恐らくこの機種決定の時は片岡委員長はおられなかったと思うのですがなんだったら記録があると思います。庶務課長で結構でございます。この時になにゆえに有井電機に恐らく有井電機の入札になり...、私の聞くところでは最初なんかちっちゃい電機屋のあい見積りで入れたと、二へん目はちょっと議会の方からそういう声も聞いたんで入札にした。入札したら当然鳴門の小さい業者の値段が高いと思います。どういうような状態でこの有井電機を指定したかそこの点を庶務課長から議事録でも、...なかったら結構ですが、お答え願いたいと思います。 それからまた再問させていただきたいと思います。     〔教育次長 田淵公一君登壇〕 ◎教育次長(田淵公一君) 教育機器の近代化を進めるための機種の選定をやっておりますが、この機種の選定をやりました当時の方がいまおりませんですが、私の聞いている範囲内のことでご説明申し上げたいと思います。 それで教育機器を導入する場合に学校運営上効率的な運営をはからなければならないということが基本になっておりますし、そのためにやはり先生方の操作がしやすいということ、これを基本におきます。やはり同一機種が望ましいということが一つございます。 それから、視聴覚教室とかL・L教室、あるいはビデオ共聴システムそれぞれの共聴関係がございます。多数の機種、機器が複雑に絡み合って相互関連があるということで可能な限りシステム全体を発注施工させております。 そういうような関連もございますし、またシステムの中に特機というのがございます。これは非常に、例えばL・Lという機器がございますが、VTRとかアナライザーとかそういうような特別な機器がございますが、こういうものを中心に取り入れておりますために受注施工者にも特殊な技術が要求されておるわけでございます。あるいはまた、カラーテレビ修理技能試験に合格しているとか、電気・通信の事業の認可を受けておるとか、非常に高度な水準がいりますとともにアフターケアーといたしましての修理が速やかにできるような態勢がなければ授業に支障がございますのでそういうものを中心といたしまして機種の選定をいたしておるわけでございます。 やはり市内の業者優先という形のものは可能な限り今後も取り入れていきたいと思うわけでございますが、そうした、ただいまご説明申し上げましたことを前提にたって、購入をいたしておりますことを聞いておりますのでご了解いただきたいと思うわけでございます。     〔二十九番 富田耕作君登壇〕 ◆二十九番(富田耕作君) 再問いたします。ただいま次長のご答弁によりますとアフターケアー、サービスが有井電機は十分できるから有井電機にきめた、ソニーの機種で有井電機にサービスが十分できる。ところがソニーには徳島にソニーサービスというのがございます。私もソニーのテレビを使っておりますが、うちの近所の電機屋では十分ようなおせんで、そのいつも徳島へもっていきますといってソニーサービスへもっていっております。無理に有井電機に頼らなくてもソニーの会社自体のサービス網が徳島市に私はあると思うのですが、     「発言取り消し」 ○議長(大端茂雄君) 小休いたします。     午後 三時 四十分 休憩     午後 三時四十二分 開議 ○議長(大端茂雄君) 再開いたします。     〔二十九番 富田耕作君登壇〕 ◆二十九番(富田耕作君) さきの再問は全部取り消しまして改めてただいまから三千万の執行に当っては、出来得る限り市内の業者より購入するという建前でお願いしたいと強く要望いたしまして私の全質問打ち切ります。 ○議長(大端茂雄君) 本日の一般質問はこれで終わります。 なお、明二十九日は会議時間を繰り上げ午前十時より再開いたします。 本日はこれをもって散会いたします。     午後 三時四十四分 散会...